MUSICAL FEATURES
Xaoc Devices Sarajewoは、高品位な3つのBBDチップを搭載するアナログ・ディレイモジュールです。直列に実装された各BBDチップはそれぞれに4096のステージを持ち、同一のクロックをシェアしつつ、各チップから異なる遅延時間の信号を出力します。最後のディレイタップ(T3)のノーマライズによる内部フィードバックや、外部クロック入力によるディレイ・タイムの同期も可能。BBDテクノロジーの魅力を保ちつつ、高音質を実現しました。
HOW TO USE
Sarajewoは、ディレイ時間が連続可変、特定のタイム・ベースに従う2種類の同期モードのいずれかで動作します。モジュール上部のタップテンポ・ボタンは、常に現在のディレイ・タイムに等しい周期で点滅し、同時に色で現在のモードを示します。
Free Mode
Free Modeではタップテンポ・ボタンが緑色に点滅、ディレイ・タイムは中央のT3 Timeノブで連続的に20ミリ秒から1.56秒の範囲で設定出来ます。T3 Time CVからの外部CVは現在の値にオフセットを加え、ディレイ・タイムを4倍(不電圧)まで、または1/4(正電圧)まで伸縮させます。上記の制限を超える事は出来ません。この場合はモジュール下部のBBD OFF-RANGE LEDが赤色で示します。
Tap-Tempo Mode
タップテンポ・ボタンを最低2回タップする事で、Sarajewoをタップテンポ・モードへ切り替えます。タップテンポ・ボタンのバックライトが黄色に変わり、タップした周期が計測され、現在のタイム・ベースとして使用されます(1.56秒より長い周期の場合を除く)。
このモードでは、T3 TimeノブとCV入力の機能が変更され、タイム・ベースの掛け算、および割り算が可能になります(クロックディバイダー・マルチプライヤー)。この時のディレイ・タイムはT3 Timeノブの周りにラベルされたTIME FACTORの比率に従います。Free Modeへ戻るにはタップテンポ・ボタンを長押しします。
Sync Mode
SYNC入力への外部クロック・ソースのパッチングにより、SarajewoをSync Modeへと切り替え、タップテンポ・ボタンのバックライトは赤色に変化します。ディレイ・タイムは、Tap-Tempo Modeと同じファクターの変更(および自動調整)を適用しながら、外部クロックのテンポに従います。Free Modeに戻るには、SYNC入力のパッチを外します。
Interface
マウスオーバーで各部の説明が表示されます