MUSICAL FEATURES
ペダルエフェクトのフェイザーと同様、周波数コントロールには内蔵の三角波LFOがかかりますが、強さをDEPTHノブでマニュアルで変えられるほか、速さをCVでコントロールできます(LFO RATEジャック)。LFO OUTからは内蔵LFOを直接出力できるので、他のモジュレーションにも使用したり、またDEPTHを0にすれば独立したLFOとしても使用できます。また外部モジュレーション入力がある為、ランダムや複雑なLFOをはじめ好きなモジュレーションを使用することが可能です。
70年代OTAベースのクラシックなフェイザーと同様、Kamieniecは4つのステージを持ちますが、さらに2つのステージを追加しました。この4ステージと6ステージ出力は同時に取り出すことができ、それぞれをL/Rチャンネルに送ればステレオ効果も得られます。また2つをミックスし、そのバランスをVCAやクロスフェーダーなどでモジュレーションすれば更に音色の幅を広げることができます。
回路の構造はビンテージなフェイザーエフェクトをベースにしていますが、より精度が高い現代的なパーツやローノイズなオペアンプを使用することで帯域は広がり、周波数帯域も広がっています。
そしてRESONANCEを上げていくことでフィードバックが強くなり、一定以上で自己発振まで行います。レゾナンスの効果は非常に強力で、ラフ〜マイルドなキャラクターまでを音に与えることが可能です。また”STONED”と”WASTED”の2つのレゾナンスモードにより、レゾナンスサウンドのカラーが変わります。