MUSICAL FEATURES
Drezno IIは、Xaoc Devices 8-bit Leibniz Binary Subsystemの必須モジュール、’ Drezno ‘のアップデート版です。Leibniz Subsystemは、8つのバイナリ(on/off、2つの状態)信号で動作するモジュールのコレクションです。これらの信号は8ビットのデジタルデータとして配置され、アナログ信号や電圧を表したり、クロックやゲート、リズムなどを表現することができます。
DreznoはADC(アナログ-デジタル変換器)とDAC(デジタル-アナログ変換器)を備えており、システムのアナログ・フロントエンドとして機能することができます。即ち、アナログ信号やCVをデジタルの数値に変換したり、デジタルの数値からアナログ信号を取得することが可能であり、これら2種類の変換の間には、あらゆる種の信号の変換や変調を実現するデジタル技術の世界が広がっています。
DreznoのADCとDACは、それぞれ独立して使用することも、連動させることもできます。アナログ信号の入出力範囲は、GainとOffsetのスライダーで調整することができます。ADCのビット出力とDACのビット入力は、自由度の高いクロスパッチが可能で、複雑な波形やリズムを作り出すことができます。変換時に使用する高速クロック(最大2MHz)は、任意の外部クロックに置き換えることができます(各セクションで個別に設定)。
Drezno IIは、前モデルよりも高い解像度の新しいコンバーターを採用することで、ノイズフロアの低減と高精度を実現しています。また、下位ビットの安定性も向上しています。Dreznoは、128または256の半音単位でピッチ電圧をクォンタイズし、正確な結果を得ることができます。ポテンショメーターは、正確なクロマチックスケールのために工場でキャリブレーションされています。フロントパネルの新しいスイッチにより、10Vppまたは20Vppの校正レンジを選択でき、最下位ビットまたは2番目のビットが1半音に対応するようになります。