MUSICAL FEATURES
SCLPLは、ステレオ5バンドデジタルEQ/モーフィング・フィルターモジュールです。デュアルモノ/ステレオ構成のSCLPLはスタンドアロンでの有用性はもちろん、同社WMDのPerformance Mixerとのあらゆるセットアップにおいても優れた機能拡張を提供します。
Low Shelf, 3つのMid-Range Peaking Band, High Shelfの5バンドから成る周波数帯域をエディットするにはBANDボタンで帯域を選択、LEVEL, Q, FREQノブでパラメーターを個別に調整します。エディット中の帯域の状態はリアルタイムでSPECTRUM LEDに表示されるため、各フィルターの状態を常に確認しながら調整できます。また、SPECTRUMの9つのLEDは上から1, 2, 3.. の様にプリセットの保存スロットのナビゲートにも使用されます。
作成したプリセットは9つ(デュアルモノでは18)のプリセット用スロットに保存することが出来ます。MORPH PRESETボタンを押したままLEVELノブで保存先のスロットを選択、I/OボタンまたはBANDボタンを押して確定します。また、MORPH PRESETボタンを一度タップする事で、モジュールはプリセット間をCVまたはLEVELノブで滑らかにモーフィングすることが出来るMorphモードに切り替わります。この時SPECTRUM LEDはスロット間をモーフィングしている様子を示します。
- 5バンドEQ/モーフィングフィルター
- シンプルで簡単にプログラム出来るインターフェース
- 各プリセットの「トリム」レベル調整
- 各フィルターの状態を視覚的にフィードバックするLED
- ミッドレンジの各3バンドは広範囲のカットからレゾナント・ピークまで対応
- ローとハイ・フリーケンシーシェルビング
- 9つのプログラム可能なプリセット(デュアル・モノ時は18)
- 低ノイズ設計のデジタル・オーディオシグナルパス
- Morphing機能による個性的なフィルターサウンドの提供
- モノラル/デュアル・モノ/ステレオ構成でフレキシブルに機能
- ドライ/ウェットの比較に便利なバイパス・スイッチを搭載
How to Use
SCLPLの入力モードには、ステレオ入力モードとデュアルモノ入力モードがあります。IOスイッチを真ん中ポジションにすることでステレオモードに入ります。このモードでは入力AとBがステレオペアであることを想定し全てのパラメータ操作やプリセット選択がA,B両方に反映されます。スイッチを左右どちらかにするとデュアルモノモードで、スイッチで選択したチャンネルにのみ現在のノブやプリセット設定が反映されます。
またSCLPLの操作モードはEditモードとPresetモード、及びMorphモードのどれか一つが常に選ばれます。EditモードとMorphモードはMorphボタンを押すことで切り替えます。PresetモードはMoprhボタンを押しながら操作を行います。
- Editモード: 選択しているプリセットでのEQ設定をエディットするモードです。Bandボタンでエディットするバンドを5バンドから選択し、Freq、Q、Levelのパラメータをノブで設定します。
- Presetモード: プリセットの選択、保存を行います。Morphボタンを押しながらLevelノブを回し、ボタンをはなすとプリセットを呼び出します。Morphボタンを押しながらプリセットを選択したまま、Bandボタンを押すと選択したプリセットに現在の設定をセーブします。なおデュアルモノモードではプリセットバンクはA,B別々に用意されます。
- Morphモード: EditモードからMorphボタンを押して離すとMorphモードに移行し、Levelノブでプリセット間をモーフィング可能です。モーフィングCVの動作はステレオIOモードではMorph A/BどちらかのCVで両チャンネルのプリセットをモーフします。モノIOモードでは、チャンネルごとのMorph CVコントロールは独立です。
Interface
マウスオーバーで各部の説明が表示されます