MUSICAL FEATURES
Crucibleはシンバルをはじめとする曲がった1枚の金属を叩くモデルを用いたリアルなメタリックサウンドモジュールです。物理モデルのパラメータは全てノブと電圧でコントロールできるため、ライドからクラッシュ、カウベル、シズル、ゴングや銅鑼のようなサウンドの間を滑らかに移りかわることが可能です。また2種類のトリガーとチョーク、ベロシティにより変化に富んだドラムシーケンス、フレーズを作り出すことができます。シズルのようなサウンドを足すこともできます。そして搭載されている”Input”ジャックにはオシレーターからドラムまで任意のサウンドを入力し、Crucibleの金属的なレゾネーターでプロセス出来る為、ドローン作りにも適しています。
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- リアルなシンバルサウンド
- 2種類のトリガー入力の組み合わせで、打点をシンバルの端(EDGE)、中心(MID)、ベル(EDGE+MID)から切り替え可能
- Cymbal, Cracked Cymbal, and Curved Plateの振動体3モデルをスイッチで切り替え可能
- ピッチとサイズは別々にコントロール可能
- 3つのフィルタータイプ、3つのエンベロープタイプから選択可能
- シンバルを掴みミュートするためのチョーク入力搭載
- デジタルフィルター、デジタルディレイを用いたシンセシスエンジン(サンプルは使用していません)
コントロールと入出力
Crucibleはシンバルの叩き方、および叩かれたシンバルの特性などをコントロールして音色に変化を与える物理モデリングシンセです。次のパラメータで音色をコントロールします。Excite以外は振動体のシンバルのコントロール、Exciteはシンバルの叩き方のコントロールとなります
- Size(ノブ/CV): シンバルの大きさをコントロールします。ディケイにも影響を与えます
- Pitch(ノブ/CV): 音のピッチをコントロールします
- Decay(ノブ/CV): 音の長さをコントロールします
- Tone(ノブ/CV): 音の明るさをコントロールします
- Excite(ノブ/CV): シンバルを叩く角度などを変え、アタック音の硬さなどに影響を与えます
- Deform(ノブ/CV): シンバルの厚みなどをコントロールします
- Modle(スイッチ): 通常のシンバル、壊れたシンバル、穴の空いた真ん中を叩くシンバルの3種類を切り替えます
? 上のノブに対応したCVジャック以外に、Crucibleでは以下のようなジャックを搭載しています。トリガー入力の組み合わせや外部入力を使うことで多彩な様々なサウンドを生み出すことができます。
- Input: Crucibleのシンバルサウンドエンジンとなるレゾネーターに音を入力する為のジャックです。オシレーターなどのサウンドを入力すると金属的なドローンを取り出せます。ドラムやスピーチなどを入力して実験することも可能です。このプロセスにはExcite以外のノブが音色に影響を与えます
- Velocity: ベロシティの入力
- Edge: シンバルの端を叩くトリガー入力
- Mid: シンバルの真ん中を叩くトリガー入力。Edgeと同時にトリガーを打ち込むとベル部のトリガーとなり、EdgeとMidの組み合わせで3種類の叩き方を使い分けることができます
- Chalk: ゲートがONの間シンバルを掴みミュートします
- Out: 音の出力ジャック
EXTERNAL LINKS
オーディオ入力のデモ。FractureやChimera等、他のドラムモジュールの音を入力したりもしています。