MUSICAL FEATURES
Complex Oscillator はウェーブシェイパーを備えたマスターオシレーター(右)と、マスターオシレーターに対するAM/FM モジュレーター(変調器)として内部結線されているモジュレーションオシレーター(左)の 2 つのオシレーターを装備した、Buchlaを端緒とする西海岸流の高品質なコンプレックスオシレーターです。
このオシレーターの幅広い音のパレットは二つのオシレーターを使って複雑な一つの音を作る時に最大になります。FMやAMのモジュレーションと、暖かみのあるウェーブシェイパーを組み合わせることで、非常に複雑な波形のサウンドを生み出すことができ、1オシレーターでは決して実現できない幅広い音色を加算合成できます。モジュレーションオシレーターも低い周波数ですがオシレーターとして使用することができ、独特の強いサウンドは単独のオシレーター2つとして使っても強力に機能します。ウェイブシェイパーは倍音を増やしていっても基音が残るため太さを失わないところもポイントです。
多くのコンプレックスオシレーターと同様、“Mod Index”を備えており、つまみを0から上げるとパッチングなしですぐにモジュレーションがかかりだします。またこのモジュレーションの強さはCVでコントロールできます。エンベロープでのモジュレーションを多く使えば強烈でユニークなパーカッションサウンドも作れます。
各オシレーターにはアナログトライアングルコアを使用、リニアとエクスポネンシャルのCV入力、更に1V/Octave入力も装備しています。モジュレーション・オシレーターは Triangle/Square/Sawの3つの波形が選べ、各波形の独立した出力も備えています。マスターオシレーターはTriangle/Square/Sine の各波形の出力を備え、更にウェーブシェイパーを通った信号が Master アウトプットから出力されます。ウェーブシェーパーは波形を Sine-Square-Saw-Fold Sine へとアッテネータと CV の両方で変化させる事が可能です。
マウスオーバーで各部の説明が表示されます
DEMO
Complex Oscillatorのそのままの音を聴くことができます。素晴らしい音質!に加えて音色をコントロールし易いのもポイントです。繊細なモジュレーションも映えそうです。