Steady State Fate Steady State Gate Steady State Fate

MUSICAL FEATURES

Steady State Gateは、ディスクリート設計のコンパクトなマルチモード・ローパスゲートです。LPGに特徴的な、弦を弾いたようなオーガニックで独特なディケイレスポンスを生み出すのはもちろん、それに加えて様々な音色やダイナミクス変調が可能です。

• 6dB/オクターブのバンドパス、6dB/オクターブのローパス、12dB/オクターブのローパスフィルターモード
• 周波数カットオフ　マニュアルコントロール及びCV入力
• レゾナンス（Q-ファクター）マニュアルコントロール及びCV入力
• ウェーブフォルダー、サチュレーション、QAOSの3つの音色(Timbre)回路を切り替え、マニュアルコントロール及びCV入力可能
• QAOSによるユニークな音色変調
• Vactrol LPG応答曲線を模した手動および電圧制御のディケイエンベロープ
• 自己パッチングおよび外部モジュールを制御するためのエンベロープ出力
• EXCITE入力は、ゲートやトリガー、外部エンベロープによりローパスゲートを「弾く」入力です
• EXCITEは入力レベルに応じてダイナミクスと弾き効果の強調を制御
• 最大約50msまでのエンベロープアタックに対して敏感
• 独立したVCFとして、または伝統的なローパスゲートの特徴である高音の減衰を伴うスタンドアロンのVCAとしても使用できます

How to Use

ゲートしたい音をInputへパッチし、Excite入力にトリガーや短いエンベロープを入れると、Outputから入力音がフィルタリング、そしてパーカッシブにゲートされて出力されます。

• タイプ切り替え可能なフィルターのカットオフ
• エンベロープのディケイ
• 3モードを持った倍音付加回路のTimbre
• VCレゾナンスとなるQ-FACTOR

の4パラメータがスライダーやノブ、CV入力でコントロール可能で、シェイプ可能な音色を拡張します。

Excite入力

回路を’Strike / ping ‘するEXCITE入力は、ゲートやトリガー、または50ミリ秒までの外部エンヴェロープに応答してLPGを立ち上げます。この入力は電圧の高さや長さ(50m秒まで)によって反応が複雑に変化するダイナミックな入力となっています。

Exciteにパッチされていない場合はVCAはオープンとなり、VCF+Timber回路を用いたプロセッサーとして機能します。この場合でも、Freqスライダーを最小にし、外部からのエンベロープをFreq入力に入れることで、音をゲートすることができます。遅いアタックの音はこの方法で作り出してください。

フィルターコントロール

フィルターのカットオフは6dB/Octバンドパス、6dB/Octローパス、12dB/Octローパスから切り替え可能です。6dB/Octのフィルタリングはマイルドで、伝統的なレゾナンス感のないローパスゲートのパーカッシブサウンドを作りたい場合は6dB/Octローパス、かつQ-Factor最小に設定してください。

Timbreコントロール

Timbreコントロールは、本来のローパスゲート的な音色にさらに味付けを行うユニークなコントロールで、ウェーブフォルダー、サチュレーション、QAOSの3つのモードからスイッチで切り替えて使用します。パラメータはCVでもコントロール可能です。

• FOLD –フォールドモードは、フィルターに到達する前に入力信号をフォールドし、波形に倍音を追加します。入力信号にDCオフセットを追加すると、波形折りたたみの対称性が変化し、処理された信号の倍音内容が変わります。サイン波、三角波、ノコギリ波で最も効果的です。
• SAT – ソフトクリッピングオーバードライブは、全体の振幅を押し上げ、低音を強調し、フィルターに到達する前に入力信号の高周波数を飽和させます。入力信号にDCオフセットを追加すると、飽和の対称性が変わり、入力信号の奇数と偶数の倍音内容が交互に強調されます。サイン波、三角波、ノコギリ波で最も効果的ですが、矩形波にもゲインを追加します。
• QAOS – Q-FACTOR回路の特性と動作を変える独特のレゾナンス変更機能です。低いQ-FACTORでは、QAOSモードでの効果は微妙です。Q-FACTORを上げると効果が強化されます。TIMBREスライダーの位置によって効果が非線形で大きく変わるため、「Qのカオス」と呼ばれます。入力信号にDCオフセットを追加すると、入力信号の対称性とほとんどの波形の共振ピークの位置に影響を与えます。全ての波形タイプで効果的です。自己発振時の振る舞いも特徴的です。

エンベロープ出力

エンベロープ出力(ENV OUT)は、外部モジュールへのパッチはもちろん、本機のTimbre,Q-FACTOR, FREQ CV入力にパッチを戻すことで、アタックにより強いモジュレーションをかけることができます。