MUSICAL FEATURES
リニア・スルーゼロFMは、内蔵のモジュレーションオシレーターと外部コントロール信号のどちらからでも行うことができます。モジュレーションオシレーターの周波数は、フィルタの指数周波数に追従することも、独立して動作することもできます。モジュレーションオシレーターの出力波形は、オフからサイン、トライアングル、ノコギリ、スクエアまで連続的に変化します。モジュレーション・オシレーターの出力は、外部リニアFM入力に加えられた後、インデックス(FMの強さ)コントロール用のVCAを通ります。インデックスも電圧コントロール可能です。
またLinnaeusにはボーナス機能として、フィルターに短いエンベロープやパルスを入力して発振させ、音源として使用するPingingモードが用意されています。Pingモードに入るには、Trackボタンを長押しするか2回押します。Ping自体はどのフィルターでも可能なテクニックですが、LinnaeusはスルーゼロFMなど、パーカッション音源に向いたモジュレーション機能がある為、Pingingにより非常に幅広い音色を作ることができます。またPingingモードでは、Pingオシレーターが現れ、これを使用してオーディオレートでpingingを行い、実質的にオシレーターのような動作をします。Pingモードでの各部の役割は、下記のIntefaceセクションも参照してください
- 超ワイドな周波数レンジ、正確な1V/OCT入力とアッテヌバータつきCV入力によりサブオーディオから超音波まで指数関数的に電圧制御可能。
- モジュレーションオシレーターまたは外部リニアFM入力によるスルーゼロ線形周波数変調
- アッテネバータつきCV入力により電圧制御可能なリニアFMインデックス
- Qは、6dB/V入力とアッテヌバータつきCV入力により0dBから60dB以上まで指数関数的に電圧制御可能。
- 2つのチャンネルごとに特性を連続的にコントロール可能。特性には、ローパス(12db/octと6db/oct)、バンドパス、ハイパス(12db/octと6db/oct)、ノッチ、ロー/ハイ・シェルビングがあります。
- アッテネバートされたCV入力により、この特性も電圧コントロールできます。個別のレスポンスCV Enableコントロールにより、各チャンネルのレスポンスのCVコントロールを独立して有効または無効にすることができます。
- 波形がオフからサイン、トライアングル、ノコギリ、スクエアまで連続的に変化するモジュレーションオシレーター。アッテネバートされたCV入力により、周波数を指数的に電圧コントロールできます。
- モジュレーション・オシレーターがフィルターの周波数に正確に追従するトラック・コントロール
- ステレオ入出力 ステレオ信号または2つの独立したモノラル信号を処理することができます。2つのチャンネルはフィルターのカットオフ/レゾナント周波数を共有していますが、フィルターの応答特性は各チャンネルごとに独立して制御することができます。
Interface
マウスオーバーで各部の説明が表示されます
またPingモードの機能表示では特に役割が変わる部分のみ青色で表示されます