MUSICAL FEATURES
ユークリッドシーケンサーでは、ループ長とビートONの数、そしてループのスタートポイントを設定することでパターンが決まります。ループ長とビートの数からパターンを作る時にユークリッドアルゴリズム(最大公約数を求める方法を応用したもの)という方法が使われており、多くの民族的なパーカッションパターンやテクノ的なパターンを含むリズムを生み出せます。
Stoicheiaは2つのチャンネルを持ちリセットジャックは共通ですが、チャンネルごとにループのスタートポイントを別にノブでコントロールできます。リセット入力は、ゲートがONでスタートに戻り、ONの間シーケンスはストップします。OFFになるとリスタートします。リセット入力はゲートシグナルでシーケンスを一時的にミュートするのに使い、単純なリセットはリセットポイントノブを使って設定すると便利です。
通常のモード、ミュート、オルタネートモード(入力ゲートをそのままマスタークロックにするのではなく、入力ゲートごとにオン・オフを切り替えるマスタークロックを使い、ビートの数を半分にします)を切り替えるモードスイッチつき。
入力ゲートシーケンスは一定のクロックである必要はありません。ノーマルモードのStoicheiaは入力シーケンスの一部を単に間引くだけです。不規則なリズムや長さの変わるゲートなどを入力しても、ビートONとして残って出力されるゲートのタイミングや長さは入力されたものと同じになります。クロックは2つのチャンネルでシェアされます。左下、右下と2つジャックがありますが、片方からは、もう片方に入力したクロックがそのまま複製(mult)されて出力されます。
Stoicheiaならではのトリックにチェーンモードがあり、中心のスイッチを下げると、チャンネル1のパターンを再生したあとでチャンネル2のパターンをつないだパターンが両方のチャンネルから出力されます。各チャンネルのパターンやモードを互いに変えることで複雑なパターンが生み出せます。