MUSICAL FEATURES
Resonant EQは、電子音の生成と加工に特化したユニークな10バンドのフィルターモジュールです。最上下の2つの周波数帯を除いて、各帯域はメジャー7thの間隔を持ち、アコースティック楽器の様なフォルマント・ピークおよびヴァレー(谷)を生成します。
Resonant EQは3種類の出力を持ち、2つのCOMB出力はそれぞれ偶奇のバンド出力、残る2つの出力は同一のもので全バンドのミックスを出力します。各帯域間に明確な分離はなく、いずれかの周波数ノブを操作する事で2つのCOMB出力両方に影響を与えます。また、このイコライザーは、バンドを共振(レゾナンス)するよう設定できるという点で特別です。ノブが中央位置では、メインのEQ OUTから提供される出力の応答はフラットになります。ノブが9時から3時の範囲では、最大で12dBのブーストまたはカットを設定します。ノブが3時の位置を越える値でバンドは共振をはじめ、アコースティック楽器のフォルマント構造の自然なレゾナンスをシミュレートします。ノブが9時の位置の値以下では、帯域のカットが強まります。
ユーロラック版では2入力のInput Mixerを追加、入力ゲインの調整やマニュアルでのフィードバックを行う際にも重宝します。
戻す量を設定するマニュアル・ノブと位相スイッチを備えるフィードバックセクションは、パッチングせずに出力信号を入力段に戻すことが可能です。位相スイッチによりフィードバック信号を反転させると、位相のキャンセル効果で通常と異なるフィードバックを作成できます。
Interface
マウスオーバーで各部の説明が表示されます
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- 赤:ゲート(ON:5V)
- 白:0V?5Vのユニポーラー信号(DCカップリング)
- 黒:-2.5V?2.5Vのバイポーラー信号(ACカップリング)
Sergeについて
Sergeモジュラーはもともとはユーロラックとは電圧も大きさも違うシステムとして開発され、現在は本商品のようにユーロラック化もされていますが、ジャックや使用する電圧についても独自の次のような決まりがあります。
- 使用する電圧のレンジが通常のユーロラックモジュールより小さいです。オシレーターであれば通常のユーロラックでは電圧の上下端幅が10V(10Vpp)なのに対してSerge Euroは4~6Vppです。フィルターへの入力などもそのレベルに合わせて設計されているので、他社製品と使用する場合には適宜シグナルのブースターやアッテネータを通して使用してください。
- Sergeでは、ジャックごとの想定される電圧が色によって表されています。
赤:ゲート
白:ユニポーラー(0V以上の電圧)
黒:バイポーラー(0V以上だけでなくマイナス電圧も想定)
シグナルのスピードについては、どのジャックにおいてもオーディオレート、CVのレートでも動作し、それがSergeシステムの特徴になっています。
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DEMO
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