Mutable Instruments Peaks Mutable Instruments

Peaks は選択可能な4つの異なる機能、エンベロープ、トリガーでリセットできるLFO、トリガーに同期するLFO(TAP)、ドラムを8HPに詰め込んだモジュールです。各機能はトリガーシグナルを受けてオーディオまたはCVシグナルを生み出す点では共通です。トリガーはボタンプッシュでも可能です。

Peaksをコントロールするモードは3つあり、SPLITボタンで切り替えます。ExpertモードはSPLITボタン長押しで切り替えます。

• Twin: チャンネル1と2は、ノブ1～4のパラメータをシェアしますが、トリガーだけは別々です。
• Split: チャンネル1はノブ1と2でコントロールされ、チャンネル2はノブ3と4でコントロールされます。
• Expert: チャンネル1と2はパラメータもトリガーも完全に別々にコントロールされます。

4つの機能の詳細とコントロールは次のようになります。

• トリガーに反応するエンベロープ:
  0.2ms から 8s, アタックは4次型、ディケイとリリースはEXP(指数型)のカーブです。AD型かADSR型かはコントロールモードによって変わります。
  • Twin/Expertモードのときは、各ノブがCH1/2のAttack/Decay/Sustain/Releaseを同時に指定します。
  • Splitモードのときは、各ノブがCH1のAttack/Decay, CH2のAttack/Decayをそれぞれ指定します。
• トリガーでリセットされるLFO :
  0.03Hz から 160Hzで形はスクエア、三角、サイン、ステップ、ランダム
  • Twin/Expertモードのときは、各ノブがCH1/2のFrequency/波形/波形のモーフィング/リセットでの波形位置(位相)を指定します。
  • Splitモードのときは、各ノブが順番にCh. 1の Frequency/波形、Ch. 2の Frequency/波形を指定します。
• トリガーをクロックとしてそれに同期するLFO:
  0.03Hz から 160Hzで形はスクエア、三角、サイン、ステップ、ランダム
  • Twin/Expertモードのときは、各ノブがCH1/2のAmplitude/波形/波形のモーフィング/リセットでの波形位置(位相)を指定します。
  • Splitモードのときは、各ノブが順番にCh. 1の 波形/波形のモーフィング、Ch. 2の Frequency/波形を指定します。
• トリガーに反応するドラム :
  CH1はキックを出しTuneとパンチを設定、CH2はスネアを出しTuneとディケイを設定できます。
  • Twin/Expertモードのときは、各ノブが順番にCH1/2のベースとなる周波数/Punch for BD, Tone for SD/Tone for BD, Snappy for SD/ディケイを指定します。
  • Splitモードのときは、各ノブが順番にCH1のTone/ディケイ/CH2のTone/ディケイを設定します。 

PeaksはFunctionボタンを長押しすることで、Peaksの4つの機能が全く別の次の4機能に変化します。機能ごとのコントロールは次のようになります。

• ミニ・ステップシーケンサー:
  • Twin/Expertモードのときは4ステップ
  • Splitモードのときは2ステップ
• Trigger delay/shaper :
  • Twin/Expertモードのときは、各ノブがCH1/2のプレディレイ/ゲート長さ/ディレイ/リピート回数を指定します。
  • Splitモードのときは、各ノブが順番にCh. 1のディレイ/リピート回数、Ch. 2のディレイ/リピート回数を指定します。
• Trigger stream randomizer:
  • Twin/Expertモードのときは、各ノブが トリガープロセスが発生する確率/ディレイの後にトリガーが発生する確率/Delay Time/Jitter
  • Splitモードのときは、各ノブが順番にCh. 1の 確率/ディレイ、Ch. 2の確率/ディレイ
• Digital drum synth:
  • Twin/Expertモードのときは、各ノブが順番にCH1/2のベースとなる周波数/FM の強さ(FMインデックス)/FM, AMディケイタイム/ノイズやディストーションを指定します。
  • Splitモードのときは、各ノブが順番にBDのプリセットモーフィング/BDプリセットバリエーション/SDのプリセットモーフィング/SDプリセットバリエーション