MUSICAL FEATURES
ゲインレベルの設定は64個のプリセット(キーフレーム)の1つに保存します。 そして中心の大きな”Frame”ノブやCVによってキーフレーム間を移動し、4つのゲインも変化(アニメーション)します。もちろんCVとオーディオ両方処理でき、デジタルコントロールをフルに活かしながらも信号の経路はアナログです。直感的に使用でき、以下のように非常に柔軟な使い方が可能です。
- 4CHアッテネータ/VCA
- 4CHミキサー
- 4CH のプログラミング可能なCVソース
- 4CHのシグナルディスパッチャー
Inputs & Outputs
Framesではインプットのルーティングにかなり工夫が凝らされています。 個別チャンネルのインプットジャックにパッチングされていないチャンネルは、ALLインプットに入力されたシグナルをインプットとシェアします。更にALLインプットにも何もパッチングされていない時は、”+10V OFFSET”スイッチを入れることでそのチャンネルに10Vの一定電圧がインプットとしてルーティングされます。
各チャンネルのインプットシグナルは、各チャンネルのアッテネータを通過してアウトプットに向かいます。個別のチャンネルのアウトプットジャックにパッチングされている場合にはそちらからシグナルが出力され、パッチングされていない場合にはMIXアウトから出力されます。同様のチャンネルがあればMIXアウトからはそれらのチャンネルのアウトプットがミックスして出力されるので、ミキサーとなります。
設定など
キーフレームの変化特性の設定や保存はADD/DELボタンの長押しで行います。それらについては各ボタンの説明をご覧ください。
Interface
マウスオーバーで各部の説明が表示されます
HIDDEN MODES
Sequencer MODE
キーフレーム上にいる状態(キーフレームLEDが光っている状態)で、ADDボタンを5回押すとシーケンサーモードになり、Frameノブは効かず、Frame CVにクロックシグナルを入れるたびにキーフレームが進むようになります(MODULATIONノブは右に回しきってください)。 同様にADDボタン5回押しで通常のモードに戻ります。
Quadrature MODE
フレームノブを一番左に回した状態で、DELボタンを10回押すと”Quadrature MODE”になり、各アウトプットは異なる波形のVCA付きオシレーターになります。このとき1~4のインプットがVCAのCVインプットとなります。これらインプットにパッチングせず、10VオフセットをオンにするとVCAは開きっぱなしとなり、音が出続けます。 FrameノブとそのCVは周波数をコントロールし、各チャンネルのゲインノブは以下の働きをします。
- CH1 ゲインノブはウェーブテーブルから波形を選びます。
- CH2 ゲインノブは各アウトプットからの波形の違いをコントロールします。真ん中で全てのアウトプットは同じ波形を出力します。
- CH3ゲインノブは、真ん中から時計周りに回すと各アウトプットに位相差を作り出し、真ん中から反時計回りに回すと各アウトプットに周波数差を作り出します。
- CH4を真ん中からずらすことで、各チャンネルの右側/左側の隣り合うチャンネルのシグナルによって位相がモジュレーションされるようになります。