MUSICAL FEATURES
また各チャンネルのピッチは内臓シーケンサーで制御することも可能です。シーケンサーのON/OFFとシーケンスの記録は設定モードから行います。クォンタイザーもついています。それらの設定については下の”Setting Mode and Sequence”をご覧ください。
HOW TO USE
各入出力や操作子の役割は次のとおりです。
Gate Input
各ボイスのゲートインプットで、ここにゲート信号(0.7V以上)が入力されるとVCAが開きます。各VCAはON/OFFの2種類しかないバイナリVCAとなります。ゲート信号は次のチャンネルに内部結線されているため、パッチングされない限り前のチャンネルのゲート信号が繋がれています。シーケンサーモードONの場合、VCAは常にONとなり、ここへのゲート入力はシーケンサーのクロックインプットになります。
Freq Input
各チャンネルのピッチを1V/Octでコントロールするためのピッチインプットです。ゲート信号と同様、前のチャンネルの1V/Oct信号がノーマライズ(内部結線)されています。
Mod Input
各ボイスの周波数コントロールインプット。1V/Octと同様に動作しますが、次のチャンネルへの内部結線はされていません。
Freq Knob
各チャンネルの周波数をノブでコントロールします。調整の幅は6オクターブです。
Xmod
様々なクロスモジュレーションをONにするボタンです。左から、チャンネル1から2へのハードシンク/チャンネル1と2のリングモジュレーション/チャンネル1と3のリングモジュレーションです。
Out
個別チャンネルボイスのアウトプットです
Level Control
Mixへ送られる各ボイスのボリュームコントロールです。個別のチャンネルアウトプットへのボリュームには影響しません。
Waveform Select Button
各チャンネルの波形を選択するボタンです。
Mix Output
各ボイス音を、Levelノブで調整してミックスした出力になります。
Setting Mode and Sequence
設定したいチャンネルのWaveform Selectスイッチを長押しするとそのチャンネルの設定モードに入ります。
1番ボタンでそのチャンネルのクォンタイズON/OFFを切り替えます。2番ボタンでそのチャンネルのシーケンサーのON/OFFを切り替えます。 3番ボタンがシーケンスの記録、4番ボタンがカリブレーションとなります。
シーケンスの記録は、3番ボタンを押した後、次のように行います。
- 対応するチャンネルのFreqノブで1ステップ目のピッチを設定
- 2番ボタンを押して2ステップ目を選択
- 同じチャンネルのFreqノブで2ステップ目のピッチを設定
- 繰り返す
- 4番ボタンで4ステップ目を設定後、5ステップ目は1番ボタンを押して設定可能です。
- 6ステップ目以降も同様です。
- シーケンスを終わりたいステップでは、同じステップのボタンを押して終了です(6ステップで終わりなら打ち込んだ後に2番ボタンを再度押す)。
- 4つのうちどれかのボタンを長押しして通常のモードに戻ります。
カリブレーションは、4番ボタンを押した後、次のように行います。
- すべてのジャックを抜き、Freqノブを中心にする。
- LEDが **oo の順で点灯しているとき、C2のCV(ちょうど1V)を送る。終わったらまたボタン4を押す。
- LEDが **** となるので、C4のCV(ちょうど3V)を送る。終わったらまたボタン4を押す。
- 他のチャンネルについても同様に繰り返す。
MIDI機能
MIDI Learnボタン:このボタンを押してからMIDIノートを送信すると、デバイスはそのチャンネルを基本チャンネルとして使用します。
MIDI Modeボタン:このボタンは以下の2つの動作モードを切り替えます。
1. 基本のMIDIチャンネルから始まる4つのMIDIチャンネルによって4つのボイスがトリガーされます。MIDI ラーンで基本チャンネルがチャンネル2ならば、ボイスはチャンネル2、3、4、5にマッピングされます。
2. ポリモードでは、各ボイスが同じMIDIチャンネルの異なるノートで演奏します。