MUSICAL FEATURES
Cold Macは様々なアナログシグナルプロセッシングを行えるユーティリティモジュールです。 マニュアルのコントロールはSurveyと呼ばれるノブとそれに対するCVコントロールのみで、パッチングによって機能を切り替えて使用できます。
Surveyコントロールの下には、Cold Macが提供する様々なシグナルプロセッシングセクションが並んでいます。どのセクションにおいても、左側の列が入力、斜めの線で結ばれた真ん中の列のジャックがCVコントロールまたは2番目の入力、更に線で結ばれた右側の列が出力になります。一番下の”MAC”出力は、6つの入力のミックスが出力されます。Surveyコントロールは、各セクションの入力に内部結線されることで、様々なセクションを同時にコントロールします。各ジャックにパッチされるとSurveyからそのジャックへの内部結線は絶たれます。またMAC出力に対してはSurveyコントロールは出力ゲインとして機能します。各セクションの役割は次の通りになります。
- VCA/PAN/CROSSFADEセクション: 最初の2段はVCA/PAN/CROSSFADEセクションです。LEFT入力にのみ信号を入力し、LEFTとRIGHTの出力両方にパッチするとパンニングとなります。LEFT/RIGHT両方に信号を入力すると出力はそのクロスフェードとなります
- アナログロジックセクション: ORは2つの入力のうち大きい方を出力し、ANDは小さい方を出力します。ORの各入力は次のANDの入力へ内部結線されています。
- エンベロープフォロアーセクション: 一番左にオーディオを入力するとFOLLOW出力からエンベロープを、右の出力からは入力信号のマイナスの電圧をプラス側にひっくり返した信号が出力されます(全波整流)。
- Creaseセクション:波形の中心(0付近)と外側をひっくり返します。