MUSICAL FEATURES
tELHARMONICは複数のボイス、複数のアルゴリズムを持ったシンセサイザーモジュールです。モジュラーの世界ではまだ少ない、電子的に音色を作る3つの技術、つまり1897年に開発されたTelharmonium流シンセシス、少し変わったノイズシンセシス、そしてフェーズモジュレーションシンセシスが実装されています。
現代のモジュラーシンセの中で音楽理論的なパラメータを取り扱えるような新しいアプローチをするために、tELHARMONICでは電子音楽以前にまでさかのぼりました。TONIC, INTERVAL, DEGREE そして D-GATEによって複雑なコード進行やスケール、メロディやプレイスタイルまでをもパッチングによってプログラムできます。この電圧制御可能な音楽理論によって、アルゴリズムは統一的なやりかたでコントロールされるようになり、またCENTROID, FLUX そして H-LOCKによってそれぞれのアルゴリズムの音色をユニークに作り込めるので、統合的なメロディの構造やパターンの周りに複雑な音色を作り出していくことができます。
tELHARMONICには以下のような特徴があります。
- 1897年に作られた、タディウス・ケイヒルの”Telharmonium”にインスパイアされた3ボイスの加算合成シンセシス手法を用いたハーモニックアウトプット
- 初期のコンピュータ音楽と言える1961年のJames Tenneyの”Analog #1 (Noise Study)”にインスパイアされたノイズアウトプット
- 80年代のデジタルシンセに搭載されたフェーズ(位相)モジュレーションによる音色合成を行うフェーズモジュレーションアウトプット
- -CENTROID, FLUX and H-LOCK によってそれぞれのアルゴリズムをユニークに動かします。
- -6オクターブの1V/Octピッチコントロール
- -4オクターブのクォンタイズされたピッチコントロール
- -音楽理論に関連したパラメータを電圧でコントロールします
- -DEGREEモジュレーションはD-Gateインプットのクロックやゲートに同期可能です。
- -Gate OutによってtELHARMONICは残りのシステムと相互作用することが可能です。
- -ハイスペックな24bit, 48kHzDSPハードウェアを使用し、32 bit浮動小数点演算でプロセスします。
- Optomixなどと相性が良いです。
マウスオーバーで各部の説明が表示されます