JACKS and KNOBS
Aux A
AグループのチャンネルへのAuxインプットです。
Aux C
CグループのチャンネルへのAuxインプットです。
Output A
CH1,CH2,Aux Aのシグナルをミックスした出力をするAアウトプットです。ここにパッチングされていない時は、シグナルはBアウトプットからミックスされて出力されます。
Output B
Bアウトプットは、CH3, CH4のをミックスしたシグナルを出力しますが、AアウトプットやCアウトプットがパッチングされていない場合、そのシグナルもミックスされます。A~CアウトプットでBのみがパッチングされていると、6チャンネル全てのシグナルのミックスが取り出せます。
Output C
CH5,CH6,Aux Cのシグナルをミックスした出力をするCアウトプットです。ここにパッチングされていない時は、シグナルはBアウトプットからミックスされて出力されます。
Inputs
シグナルインプットとそのアッテネータです。
Channel Control
CH1~CH6のどのチャンネルを中心に出力するかをコントロールするチャンネルノブとCVです。アッテインバータつきとなし(ユニティゲイン)の2種類のCVインプットがあります。CVのレンジはどちらも0-5Vです。
Radiate Control
Channelコントロールで設定したチャンネルを中心に、近くのチャンネルの信号を混ぜていくRadiate ControlのノブとCVです。右いっぱいに回すと前チャンネルが均等に出力されます。左いっぱいに回すとチャンネルが1つになります。CVのレンジは0-10Vです。
Level Control
Levelは、出力のレベルをコントロールします。ローパスゲートとして動作し、通常のCVによるコントロールの他にStrikeインプット(8Vのゲート信号入力を想定)によって開くことも可能です。CVのレンジは0-8Vです。
MUSICAL FEATURES
RxMxはバクトロールをふんだんに用いた6インプット・3アウトプットのミキサーです。バクトロール独特の遅い反応を活かし、チャンネル間のクロスフェードやレベルコントロールが非常に滑らかなディケイを伴うため、流体的な独特のミックスが可能になります。Strikeインプットをトリガーすることで、Optomixなどと同様オーガニックでパーカッシブなサウンドを生み出すこともできます。
Signal Routing
RxMxには6つのチャンネルインプット(アッテネーターつき)と2つのAuxインプットがあります。これらのインプットシグナルは、更に”Channel”コントロールや”Radiate”コントロールによって各チャンネルのバランスが調整されます。そのように調整されたシグナルを、A/B/Cの3つのアウトプットから出力します。
Aアウトプットは調整後のCH1,CH2のミックスシグナル、Bアウトプットは同様のCH3,CH4ミックスシグナル、CアウトプットはCH5,CH6のミックスシグナルが取り出せますが、AやCアウトプットにパッチングされていない場合には、対応するミックスシグナルはBアウトプットへと出力を切り替えます。このためA/Cアウトプットのどちらもパッチングされていない場合にはBアウトプットから6チャンネル全てをミックスしたシグナルを出力できます。
Channel/Radiate/Level Control
“Channel”コントロールのノブやCVではアウトプットされる中心チャンネル間を設定します。”Radiate”コントロールでは、その中心チャンネルから離れたチャンネルのシグナルをどれだけの量ミックスして出力するかを設定します。”Level”コントロールでは全体のボリュームを設定します。これらのコントロールにはローパスゲートと同様バクトロールが用いられているため、非常に滑らかで流体的なクロスフェードが可能となります。
Expansion
FXDfやDPOの基盤上にあるシグナル出力用の10ピンソケットを利用してRxMx基盤上のエクスパンションヘッダーに接続すると、それらのモジュールの出力をパッチングせずにRxMxの入力として利用可能になります。FXDfの異なるスペクトルのアウトプットやDPOの様々な波形出力を、RxMxによってクロスフェードさせることが簡単に行えます。この状態でRxMxのインプットジャックにパッチングすると、エクスパンションヘッダー経由の同チャンネルへのシグナルは接続が断たれるため、単体のRxMxとしての使用も問題なく行えます。接続についてはマニュアル内の写真も参照してください。