MUSICAL FEATURES
Erbe-Verbは電圧コントロールや連続的な変化が可能なアルゴリズムを搭載した、Make Noiseのステレオリバーブモジュールです。
Erbe-Verbはアルゴリズムやプリセットの集合体というよりも、連続的に変化することができて全てがボルテージコントロール可能なリバーブです。プレートやルーム、ホール、シマーなどの典型的なリバーブもノブを適切にセットすることでもちろん実現可能です。
アルゴリズムを連続的に変化させることができるようになることで、ハイブリッドで非現実的な空間をシミュレートでき、その破壊力は強烈です。アルゴリズムをモジュレートしたりノブでスウィープすることで空間旅行が可能になります。
Erbe-Verbは、単なる「チェーンの最後に刺す」リバーブではなくモジュラーシンセの立派な構成要素です。Echophonと同様このモジュールのコーディングはSoundhackのTom Erbeが行っています。
- モノイン、ステレオ(もしくはモノ)アウトプット、ドライシグナルはアナログです。
- リバーブサイズは”棺”から”天空”まで。
- ディケイの設定は連続的に設定でき、無限のフィードバック領域までセット可能です。
- プリディレイ(Pre-Delay)は7ms – 500msまで広範囲に設定可能。
- リバースモードにはボタンやゲートシグナルでコントロール可能。
- リバーブの壁の吸音率(ABSORBコントロール)、モジュレーションのDepthコントロール、そしてモジュレーションのSpeedコントロールによってレゾナンスやコーラスのかかったドップラーエフェクト、シマーのようなサウンドなどが可能です。
- Tiltコントロールはリバーブ音に対して効きの良いEQ的な役割をします。低域や高域のカット/強調が可能です。
- Pre-Delayやリバース、そしてモジュレーションスピードなどは全てTEMPOインプットを介して外部クロックに同期可能です。
- CV Out によってシステムの他のモジュールに作用します。
- 24bit/48kHzコーデック、32ビット演算の高機能DSPと、その割には効率の良い消費電力
- 特にMorphageneなどと相性が良いでしょう。
マウスオーバーで各部の説明が表示されます
Details
典型的なリバーブの設定は以下のようにしてください。full CCWはノブを左一杯、full CWはノブを右一杯に回した状態です。特にかかれていない場合には、SpeedとDepthを12時にAbsorbを full CCWにセットしてください。Tiltはうまくミックスになじむようにお好みで設定してください。
もちろんこれは出発点で、これらの設定の間にも面白いゾーンはたくさん見つかるはずです。
DEMO
典型的なリバーブの設定