MUSICAL FEATURES
Generate 3はトライアングルコアを搭載しており、高精度のコアから生み出される三角波が色々なウェーブシェーピングセクションを通ることで幅広い波形を生み出します。周波数モジュレーション(FM)は、このコアの周波数をモジュレーションしますが、Generate 3でも採用されているスルーゼロFMでは、実際に波形を左右逆向きにすることでマイナスの周波数領域を正しく表現し、より深いFMを可能にします。
三角波はその後フェーズ(位相)モジュレーションセクションを通過します。ここでは三角波の位相をオーディオレートでモジュレーションすることで音を変化させますが、コアの周波数にアクセスすることなくピッチの安定性を保ったままFMに似た音を作り出すことができます。位相は-450°〜+450°まで動くのでスルーゼロモジュレーション可能です。
更に、Generate 3の加算合成セクションでは、基音、偶数次倍音、奇数次倍音の音量を別々にコントロール可能です。また波形を上下逆さまにすることでマイナスの振幅領域を正しく表現できる為、偶数次倍音のみ逆相で混ぜたり、倍音成分別のスルーゼロAM(リングモジュレーション)を行うことができます。
これらのモジュレーション性能に加え以下のような特徴があります。出力も多いためセルフパッチで音色を変えることもでき、モジュレーション用のオシレーター等も組み合わせれば極めて幅広い音色を取り出すことができます。
- 高い安定性を持った高精度トラインアングルコアオシレーター
- core (1オクターブ下の三角波), fundamental (サイン), even (ノコギリ), odd and full (各ハーモニックチャンネルのミックス).
- フルオーディオレンジで1V/Octのトラッキング可能
- アッテヌバータつき指数型FM
- シンメトリーとアッテヌバータを兼ねたコンボノブつきスルーゼロリニアFM。この入力はスイッチによりACカップリング化や5Vのオフセットが可能です。
- 900°のレンジを持つスルーゼロフェーズモジュレーション
- 基音、偶数次倍音、奇数次倍音の成分ごとにスルーゼロAM可能
- リセット(ハード)シンクとフリップ(ソフト)シンクの両方が同時に可能。
- 低周波数モードでLFOとして使用できます。両方のモードを合わせると2.8 ミリHz (6分周期)から27 kHzまでを動きます。
- デュアルカラーLEDで出力シグナルを表示
- トリムポットはフロントからアクセス可能
Interface
マウスオーバーで各部の説明が表示されます