MUSICAL FEATURES
Filter 8のフィルター構造はクラシカルなアナログOTAスタイルで、直列4ポールのローパス・フィルターとして動作しますが、ハイパスやバンドパス、ユニークなフェイズ・シフター等、派生的なフィルター出力もすべて同時に取り出すことが出来ます。
Filter 8の特筆すべき点は、革新的なレゾナント・フィードバック回路です。
レゾナンスを上げていくと、低周波のレスポンスを一切損ねることなく、8つ全ての出力はフィルター周波数で共鳴します。更にレゾナンスを上げていけば、モジュールは自己発振を始め、Filter 8は最低5オクターブの正確な周波数トラッキング能力を持つ、位相が45°ずつずれた、8種類の位相を持つサイン波VCOへと変化します。
周波数レンジでLOWを選択すれば8出力のVCスルーリミッター、または8位相のVCLFOとしても機能します。
各出力のゲインはデフォルトではユニティですが、オシレーターモードでの使用の際には各出力が異なる振幅で共鳴するため、振幅が不揃いになります。COMP.スイッチをオンにすると出力ステージに組み込まれたゲイン補完機能が有効になり、全ての出力信号の振幅は均一になります。
同時に使用可能なリニア/エクスポネンシャルFMは、クラシカルなFMサウンドからカオティックなモジュレーションまで対応。また、Joranalogueの他のモジュールでも馴染みのHOLD機能も搭載。手動、またはゲート制御で出力電圧をフリーズするこの機能は、モジュレーションの一時停止、オーディオレートではオシレーターシンクに似たエフェクトを得られます。
HOLDの下のPINGにパルス等を入力すれば、多彩で歯切れの良いパーカッシヴなPINGサウンドも容易に作成できます。
Interface
マウスオーバーで各部の説明が表示されます