MUSICAL FEATURES
Tangramsは、直感的なコントロールを備えるクラシカルなアナログのエンヴェロープ2つに、VCAやパルサーと呼ばれるクロックジェネレータを搭載し、複雑で音楽的なエンヴェロープを生み出すことができます。Tangramsは前モデルとなるDual ADSRと同様、Roland SH-101 / System 100mに着想を得ており、EMS Synthiに見られる台形ファンクション・ジェネレータからもインスピレーションを得ています。
新たに追加された電圧制御のパルサー回路は、2つのエンヴェロープのトリガーをリンクさせることで、遅延するワン・ショットやオーガニックなエンヴェロープのサイクリングなどを可能にします。
またTangramsの出力はエンベロープとVCA入力による乗算出力となっているため、VCA入力にプラスのCVを入れれば各エンヴェロープのレベル・コントロールとして機能します。またVCAにエンヴェロープしたいオーディオ信号を入力すると、乗算の結果エンヴェロープのかかったオーディオをエンベロープ出力から取り出すことができます。VCA入力にパッチされていない場合はエンベロープがそのまま出力されます。
パルサーは、エンベロープとは独立に設定可能な2つのゲートの連鎖で、トリガーされるとまずパルサー1がT1の時間ONとなり、パルサー1がOFFとなった瞬間にパルサー2がT2の時間ONとなります。パルサー1はマニュアルボタン、STARTジャックへのトリガーでスタートし、Cycleモードの時はパルサー2がOFFになると同時にスタートします。
パルサー1と2はパッチングすることなくスイッチ一つでどちらかのエンベロープのゲート入力に送ることが可能です。またゲート間の間隔とは異なるゲート・タイムを持つサイクリングADSRを構成したり、あるいはADSR1がトリガーされた後、ADSR2が遅れてトリガーされるシーケンスを作成することもできます。
パルサーやVCA機能の組み合わせにより、周期的なものでもワン・ショットでも、興味深くオーガニックなエンヴェロープやゲート・パターンを数多く生成することができます。
- 台形形状を可能にするゲート・パルサーを備えるデュアル・アナログADSRエンヴェロープ
- パルサー・ステージP1とP2は、パネル・スイッチで各ADSRのトリガーに選択的にルーティング可能
- 3つのタイミング範囲:(FAST:~5秒、MED:~35秒、SLOW:~1分のA/D時間)
- Retrig入力(ソースゲートがハイのままなら、エンベロープの再トリガーが可能)
- VCA入力は、それぞれのADSR出力レベルをダイナミックにコントロールするため(バイポーラ)、またはADSRによって振幅変調される信号を処理するために使用可能
- 各エンベロープにマニュアルGATEボタンを装備
- 個別に制御可能なT1とT2のステージ長で構成されるパルス
- T1およびT2時間をCVでコントロール
Interface
マウスオーバーで各部の説明が表示されます