MUSICAL FEATURES
モジュラーシンセサイザーのデザインを30ページに渡り特集したグラフィックデザイン誌、「アイデア」398号。記事はClockface Modularが監修し、制作、執筆等でも全面的に携わっています。
[第2特集]
モジュラーシンセのデザイン ―その観察と記録
企画・構成:SO・アイデア編集部
監修:Rintaro(Clockface Modular)
デザイン:SO(橋詰宗)
撮影:青柳敏
協力:Kenichi Takagi,Z_Hyper
欧米のコミュニティを中心に2010年頃から人気を集める電子楽器,モジュラーシンセサイザー。医療機器のような機能性重視のデザインから,手描きの文字やポップな配色を取り入れたグラフィカルなデザインまで,多様なデザインのモジュールがラックに隙間なく並べられ,その上にモジュール同士をつなぐパッチケーブルが蜘蛛の巣のように張り巡らされていく。その謎めいた姿に惹きつけられ,モジュラーシンセサイザーの世界に足を踏み入れる人も少なくない。
本号第2特集では,グラフィックデザイナー/サウンドデザイナーのSO( 橋詰宗)と,日本最大のモジュラーシンセサイザー販売店Clockface Modularの代表を務めるRintaroの協力のもと,個性豊かなインターフェイスデザインに溢れるモジュラーシンサイザーの世界を紹介する。その歴史をふりかえりながら,つくり手たちのデザイン思想にも触れていきたい。
第2特集 『モジュラーシンセのデザイン-その観察と記録』目次
- 観察の前に
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観察と記録
- モジュラーシンセサイザーの機能と基本操作
- モジュールリスト: Basics
- モジュールリスト: Compact / Mobility
- モジュールリスト: DIgital / Programmable
- モジュラーシンセサイザーの歴史
- モジュールリスト: Cloned / Inpired
- モジュールリスト: DIY / Opensource
- モジュールリスト: Graphical
- モジュールリスト: Reverse-side design
- モジュールリスト: Performative
- モジュールリスト: Extreme / Unique
- 流れるままをかたちに — Tony Roland (Make Noise)インタビュー
- <実践編>モジュラーシンセのパッチングと音づくり
雑誌『アイデア』
1953年の創刊以来、グラフィックデザイン、タイポグラフィを主軸に、古今東西のデザインの状況を世界にむけて伝え続けるデザイン誌。毎号異なる仕様とハイクオリティの印刷により最先端のヴィジュアルカルチャーを紹介しています。専門性・資料性の高いコンテンツに加え、マンガ・アニメ,ゲームといったサブカルチャーにデザイン的な視点から迫る企画など、間口の広さも魅力です。