MUSICAL FEATURES
Cosmos Quencer はリアルタイムパフォーマンスに特化したフレーズ生成シーケンサーです。これまでのC Quencer シリーズでの実験を踏まえ、ライプバフォーマンスでより扱い易く、より多様なフレーズを生成できるように一から設計し直しました。音楽を演奏するために、シーケンスデータを予め用意する作業は必要ありません。ジャズの即興演奏のように、ただスケールを決めて、望むようにシーケンスを演奏してください。
Creating Sequence
Cosmos Quencer におけるフレーズ生成は、リズムパターン生成と音程パターンの生成の二つから構成されます。リズムパターン生成はユーロラックモジュールでは定番の Euclidean Rythm を基礎としたものですが、本機ではそれに Bias パラメータを追加し、リズム的な偏りを起こせるように拡張しています。本方式を Biased Euclidean Rythm と呼ぶことにします。
音程パターンについては、予め用意された16の音程シーケンスを各種パラメータでモジュレーションし、最終的にスケールクオンタイズを行うことで生成します。
これを Quantizer Based Sequence と呼んでいます。
もしLFOにScale Quantizerをかけてシーケンサーとして使ったことがあるのなら、イメージとしては似たようなものです。
上記の基本的なフレーズ生成手段に加て、本機では下記の方法でより様々なフレーズを生み出すことができます。
- 各パラメータのランダマイズ
- 各パラメータの外部入力モジュレーション
- 各パラメータロックのシーンチェイン
- 外部CV/GATE入力との合成
- 外部CV/GATE入力の記録
生成したリズムパターンと音程パターンは、GATE と CV ジャックからの信号出力のほか、OSC出力から波形出力を行うことができます。