MUSICAL FEATURES
Buchla & Tiptop の”Source of Uncertainty”こと266t はBuchlaのクラシックなランダムジェネレーターモジュールです。6つの異なるツールが一つのモジュール内に納められています。
ホワイト、ピンク(-3dB/oct)、より明るいノイズ(+3dB/oct)の3つを搭載したノイズセクションに続き、Fluctuating Random Voltages セクションは2つのスムーズなランダム電圧ジェネレーターで、RateパラメーターをノブとCVでコントロール可能です。その下はQuantized Random Voltageセクションで、Pulseにゲートを受けるたびに右側の2つのジャックからランダムに電圧が出力されます。2つの出力の違いはランダム電圧のとりうる電圧値で、”n+1″出力はn+1種類、”2^n”出力は2の2乗種類の電圧値をとります。nは1から6の数を取り、ノブとCVでコントロール可能です。最後のランダムジェネレーターはStored Random Voltageセクションで、Quantized~と同様階段状の電圧を出力しますが、ノブとCVでコントロール可能なベル型分布に従うランダム電圧を出せるのが特徴です。
右側の上部はSample and Holdセクションです。また追加的な2つの出力があり、これはPulse Inへのゲート信号によってON/OFFを交互に切り替えるような信号(フリップフロップ)でサンプル&ホールドを行います。最後はIntegratorセクションで、いわゆるスルーリミッター/ラグプロセッサーです。
このように非常に多様な機能が集まっている為、他のモジュールへのモジュレーションはもちろん、モジュール内部でのパッチングを駆使することで非常に複雑なランダム電圧も出すことが可能です。
Interface
マウスオーバーで各部の説明が表示されます