MUSICAL FEATURES
Befaco Noise Mexは、Muxlicerに8ステップのゲート・シーケンサーを追加するエキスパンダー・モジュールです。Muxlicerのシーケンスに新しいゲートの出力ラインを追加する本機は、ステップごとに3ポジションのスイッチを備えることで、Muxlicer本体を同じ数のゲートを生成することも、個別に出力を設定することも可能です。また、Mexはデイジーチェーンに対応しており、必要な数だけ出力ラインを拡張することができます。
HOW TO USE
Muxlicer本体との接続
下のイメージを参考に、ケーブルの向きに注意してMuxlicer背面のEXPANTION_PORTとMexのTO_MUXポートを接続します。誤った接続でモジュールが故障した場合は保証の対象外となります。基板のマークも確認しながら確実に接続してください。複数のMexの接続にはTHRUポートを使用します。この場合もケーブルの向きには十分ご注意ください。
スイッチ・ポジション
Mexは、Muxlicerの内部クロックに接続されています。MexのゲートシーケンスはMuxlicerが生成する同じステップに従いますが、Mexではステップごとにモードの選択ができるため、元のシーケンスの異なるバージョンを作成できます。
- 中央位置(No Gate Mode): スイッチが中央に設定されているステップは、シーケンスがこのステップに達してもゲートを生成しません。
- 右位置(All Gates Mode): このモードに設定されたステップでは、関連するMuxlicerのゲート出力に存在するものと同じ信号を生成します。Muxlicerでステップごとに複数のゲート(Gate Amountパラメータ)を設定している場合、Mexの出力でも同一のゲート数を獲得できます。すべてのステップが右位置に設定されている場合、Mexの出力はMuxlicerのAll Gate出力の完全なコピーとなります。
- 左位置(Pass In Mode): このモードに設定されたステップでは、Gate Inが受信する信号を利用します。デフォルトで、このジャックはMuxlicerのClock Outにノーマライズされています。MuxlicerのClock Outが内部クロックの乗算に設定されている場合は、複数のゲートが生成されます。反対に内部クロックの分割に設定されている場合は、いくつかのステップがスキップされます。
また、MexのGate Inは内部でコンパレータのように作動できるため、ゲート以外の信号を入力することで興味深い結果を獲得できます。下はアナログのサイン波をGate Inに入力した例で、結果はサイン波の周期の半分に等しい長さのゲートとなります。