MUSICAL FEATURES
Mini PEGは、同社の高機能エンヴェロープ・ジェネレータ’ Pingable Envelope Generator (PEG) ‘の主要機能を限りなく残しながらダウンサイジングしたシングルチャンネル版です。クロックに同期し、ループ可能な9つの異なるエンヴェロープ形状を滑らかにクロスフェード可能で、CVコントロールにも対応します。
- クロックに同期するエンヴェロープ/LFO
- タップテンポとクロック入力
- /32からx16までのクロック分割と乗算
- 9つの波形間を滑らかにクロスフェード
- メイン出力に作用するアッテヌバーター(Scale)とオフセット・コントロール
- 専用の+5Vエンヴェロープ出力
- 他の同期イベントに使用できるEOF出力
HOW TO USE
Mini PEGは、パルス(ping)間の時間の長さでエンヴェロープの時間を設定する、’Ping’可能なエンヴェロープ・ジェネレータです。Pingボタンをタップするか、またはPingジャックに外部クロックをパッチすることで、テンポを設定することができます。
次にこの’ping’クロックは、Div/MultノブとCVの設定値によって32分割から16倍までの値で徐算または乗算されます。生成されるエンヴェロープは、この徐算/乗算されたクロックの周期の長さとなり、ShapeノブとCVを使って様々な波形を選ぶことができます。また、このエンヴェロープはScaleとOffsetの各ノブを使ってスケーリングしたり、反転やオフセットの設定も可能です。
単発のエンヴェロープを作成するには、Triggerジャックにトリガーを送ります。Cycleボタンでサイクルを有効化するか、 Cycleジャックにゲート=ハイが入力された場合はエンヴェロープを連続的に生成するため、Mini PEGはLFOとしても機能します。
Interface
マウスオーバーで各部の説明が表示されます
コントロール詳細
Ping
タップ・テンポ
Pingボタンを2回タップすることで、Pingクロックの周期を設定します。3回目のタップが実行された場合は、最初の2タップとの平均値となります。 3回目のタップが設定するタイミング周期が最初の2タップと大きく異なる場合は、2つ目と3つ目のタップが使用されます。 タッピングに応じた視覚的フィードバックを利用したい場合は、Div/Multノブを’ = ‘の位置に設定します。これにより、タッピングと同じテンポで Pingボタンがフラッシュします。
外部クロックへの同期
外部クロック、またはゲート信号への同期にはPingジャックを使用します。 このジャックが最後に受信した2つのパルス間のタイミングがpingクロックを設定します。 Pingボタンとは異なり、Pingジャックは着信パルスを平均化せずにシンプルに最終2パルス間の周期を取得します。 Pingジャックにマニュアルトリガー/ゲートのようなモジュールを接続して2回だけタップした場合、 それ以上のトリガーパルスを送らなくてもpingクロックはそのテンポで動作し続けます。 なお、System Modeでは、このfree-running機能を無効化することも可能です。 無効化した場合は、2つの外部パルスで単発のエンヴェロープを出力して停止する動作となります。 詳細は後記System Modeセクションを参照してください。
Pingジャックにゲート信号が入力された場合、タップテンポのクロックは無効になります。 この場合、Pingボタンがタップされることで、外部クロックが上書きされます。 Pingジャックに遅いクロックが入力された状態で、早いテンポをタッピングしてみてください。 即座に早いテンポが採用されますが、ジャックが次のクロックパルスを受信することで遅いテンポに戻ります。
テンポのクリア
タップテンポをクリアするには、Pingボタンを2秒間押し続けます。 ボタンの点灯が消え、エンヴェロープが停止します。また、外部ユニットがパルスの送信を停止するかパッチが外された場合は、 外部で生成されたpingをクリアできます。
Div/Mult Control
pingクロックが確立したら、Div/Multノブとジャックを使ってテンポを32分の1の速度から16倍の速度で、 整数単位で徐算または乗算します。この結果のクロックがエンヴェロープ出力の長さを定義し、 徐算/乗算されたpingクロックの周期でPingボタンが点滅します。 Mult/Divノブは19の各位置で戻りどめ機構となっており、Div CVジャック に入力されるあらゆるCVがノブの設定値に加算されます。
エンヴェロープの動作中に徐算/乗算の値を変更した場合、即座にエンヴェロープのスロープが変更されます。 モジュールがSyncまたはAsyncモードのどちらかによって、エンヴェロープはpingクロックに再び同期される場合があります。 詳細は後記の同期モードと非同期モードのセクションを参照してください。
Trigger Jack
入力されたトリガー信号でエンヴェロープを起動します。 デフォルトでは即座にエンヴェロープが開始し、モジュールは非同期モードになります。 トリガーをハイに保った場合も効果はありません。システム・モードでは、このジャックをQuantizedジャックとして構成できるため、 トリガーを受信した時に次のpingクロックでエンヴェロープが出力されるようになります。 この使い方の場合、モジュールはトリガーを受信したときに同期モードになり、Triggerジャックがハイに保たれた場合、ローに戻るまで エンヴェロープがサイクルします。 このジャックは、’Async Gate’ジャックとして構成することもできます。これはデフォルトの動作(Async Trigger)と同じですが、 上昇フェーズの終点(End of Rise)を過ぎてもゲートがハイに保持されている場合、エンヴェロープが持続します。 ゲートがローに戻ると、下降フェーズが開始します。 非同期モードでは、すでに動作中のエンヴェロープを再トリガーすることができますが、Quantizedモードでは出来ません。 後記の同期モードと非同期モードおよびSystem Modeのセクションも併せてご覧ください。
Shape Control
Shapeノブとジャックは、エンヴェロープの傾き(skew/上昇と下降時間の比率)と波形(対数形/線形/指数形)の選択の両方をコントロールします。 波形の連続的なスペクトルが存在する一方で、その範囲は3つのゾーンに分割することができます。
最初のゾーンは最も左から9:30程度までです。ノブを時計回りに回すと、エンヴェロープは指数形の上昇ノコギリで始まり、 徐々に線形の上昇ノコギリ形状になります。
第一ゾーンから第二ゾーンへの遷移は、線形の上昇ノコギリから、10:00の辺りでバランス型の指数形状(均等のRise/Fall時間)となります。 第二ゾーンはこの形状で始まり、ノブの中央位置でバランス型のリニア形状へ、次に2:00程度でバランス型の対数形状へと変化します。
第三ゾーンへの遷移は、バランス型の対数形状が2:30辺りで線形の下降ノコギリに変形します。第三ゾーンは第一ゾーンの形状を反転したもので、 線形の下降ノコギリから始まって指数形の下降ノコギリ形状となります。
専用のCV入力の入力レンジは-5Vから+5Vです。
Shift
Cycleボタンを押しながらOffsetノブを操作することで、Shift量をコントロールできます。 これはOffsetに似ていますが、オフセットとスケールが適用されたエンヴェロープの後に適用されます。 Shift量のDCレベルは、Scaleノブがエンヴェロープを減衰させたり反転させたりする中心線となります。 Shiftは、基本的にスケーリング/オフセットされたエンヴェロープを上下にシフトし、-9.4Vおよび+9.4Vレールでクリッピングを発生させます。 デフォルトではShiftは0Vで、最も直感的な設定です。Mini PEGが生成できる、あらゆるエンヴェロープ電圧(振幅とオフセット)は、Shiftを調整することなく作成できます。 しかしながら、DCオフセット、振幅、反転、クリッピング、を正しく理解すれば、Shiftを調整することで、 Scaleノブが0V意外の電圧でエンヴェロープを反転させることができ、特殊なケースで有用となります。
EOF Jack
End-of-Fall(EOF)ジャックは、エンヴェロープの下降フェーズが終了した時にハイになるゲートを出力します。 エンヴェロープが停止した場合、ジャックはハイの状態を維持します。このジャックがローになるのは、上昇フェーズが終了し、サスティンまたは下降フェーズが開始した時のみです。 システム・モードでは、このジャックを’ End-of-Riseジャック ‘、’ Half-Riseジャック ‘、または’ Tap Clock出力ジャック ‘として構成することができます。 End-of-Riseは、下降フェーズの開始でハイとなり(停止した場合はハイを維持)、上昇フェーズの開始でローになり(サスティンした場合はローを維持)ます。 Half-Riseでは、上昇フェーズが半分終了した時にハイになり、サスティン期間はハイを維持、下降フェーズが半分終了した時にローになります。 Tap Clockは、エンヴェロープが動作していない時でも制限なく動作し、Pingボタンでタップした、徐算/乗算される前の生のpingクロックを、 外部クロックの影響を受けずに出力します。詳細はタップ・クロック出力のセクションを参照してください。
EOFジャックはデフォルトで矩形波を出力しますが、システム・モードでは代わりにトリガーを出力するように設定できます。
クロック周期の最大値と最小値
Mini PEGは、入力されるクロックを処理して最高で約4kHzのエンヴェロープ信号を出力しますが、幾らかのジッター、グリッチ、および不正確さを伴います。 500Hz以上の周波数を出力する場合、その出力に含まれるノイズとグリッチの量が増加しますが、実質的な基礎周波数と波形は維持されます。 Mini PEGはオーディオレートでも動作できることから、原始的なローファイのハーモナイザー(サブオクターブ・ジェネレータ)としても使用することが可能です。 このようにオーディオ・ジェネレータとして利用する場合、入力されたクロックのわずかなジッターが、出力では顕著な、知覚できるディストーションとグリッチを 生じさせることに留意してください。
エンヴェロープの最長時間はおおよそ29時間(1750分)です。最大pingクロック周期もまた約29時間で、仮に1日に1度、Pingジャックにクロックパルスを 送った場合のDiv/Mult設定は’ = ‘に、または精密な出力を得るために乗算する必要があります。
同期モードと非同期モード
Mini PEGは、Sync(同期)モードまたはAsync(非同期)モードで動作することができます。 ほとんどの場合、この2つのモード間の違いは重要ではなく、モードの変更は直感的な方法で自動的に行われます。 Syncモードでは、エンヴェロープは常に徐算/乗算されたpingクロックに同期して開始し終了しますが、 Asyncモードでのエンヴェロープはどの地点でも開始できます。 このように、Syncモードはエンヴェロープの位相と徐算/乗算されたpingクロックを固定するのに対し、 Asyncモードでは位相差を作成できます。
SyncとAsyncモードの変更
- Syncモードに設定するには、’ Quantized Trigger Jack ‘として設定されているTriggerジャックにトリガーを送るか、’ Enter Sync Mode ‘に設定されているCycleジャックにトリガーを送ります。 各ジャックの構成方法は後記のSystem Modeセクションを参照してください。
- Asyncモードに設定するには、’ Async Trigger ‘または’ Async Gate Jack ‘に設定されているTriggerジャックにトリガーを送ります。
- Cycleボタンを押したままPingをタップし、Cycleボタンを離すことでもモードを切り替えることができます。
SyncモードではPingボタンがシアンに、AsyncモードではPingボタンがホワイトに点滅します。
上図Fig.1は各モードでのエンヴェロープを示しています。SyncモードでMini PEGがサイクルを始めると、pingクロックパルスに同期してエンヴェロープが開始します。 Triggerジャック(Async TriggerまたはGateモード)がトリガーを受信すると、エンヴェロープは即座にリセットされ、pingクロックと位相がずれた状態でサイクルを続けます。 これでモジュールは自動的にAsyncモードに変更されたことになります。
SyncとAsyncモードでのCycleボタン
Cycleボタンを使用する際、モジュールがどちらのモードで動作しているかを理解しておくと良いでしょう。 SyncモードでCycleボタンをonにすると、エンヴェロープは即座にpingクロックと同位相で出力を開始します。 これはエンヴェロープが常にpingクロックに同期して動作していて、Cycleボタンでそのミュートを解除するようにイメージすることができます。
Fig.2が示すように、これによって幾つかの中断が生じますが、エンヴェロープは常にpingクロックに同期状態となります。 Cycleをoffにすると、現在のエンヴェロープが終了した後に出力が停止します。 AsyncモードでCycleボタンをonにすると、エンヴェロープは即座にゼロから出力を開始します。 ひとつ、または複数の完全なエンヴェロープが常に出力されますが、これらはpingクロックではなく、Fig.3のようにCycleボタンの操作に同期します。
SyncとAsyncモードでのDiv/Multの変調
エンヴェロープの動作中にDiv/Multの量を変更した場合、モジュールの応答は選択中のモードに依存します。 どちらのモードでも、エンベロープのスロープは、量が変化し続ける限り、Div/Multの量に追従します。 Syncモードでは、Div/Multの変更が50ミリ秒間無い場合、エンヴェロープは新しいDiv/Multの値に基づいてpingクロックに再同期します。
Fig.4では、Div/Multノブが黒い矢印の地点で’ /2 ‘から’ = ‘に変更されています。エンヴェロープは黒い矢印と赤い矢印の間でpingクロックに同期した新規エンヴェロープに 素早く移行しています。エンヴェロープの長さを変更した場合でも、すべてのエンヴェロープがpingクロック上でどのように開始し、終了するかを確認できます。 Asyncモードでは、エンヴェロープがpingクロックに同期する必要が無いため、再同期することなく波形間をスムースに移行することができます。
Fig.5では、エンヴェロープはDiv/Mult量の変更に追従しますが、pingクロックへの再同期が必要ないことを示しており、 エンヴェロープが必ずしもpingクロック上で開始/終了するものではないことがわかります。
各モードでのトリガージャックの使用
Triggerジャックが’ Quantize ‘に構成され、トリガーが入力されると、 モジュールは徐算/乗算された次のpingクロックを待ってからエンヴェロープを開始します(Fig.6)。 Triggerジャックが’ Async Trigger ‘または’ Async Gate ‘に構成されている場合は、pingクロックが同時に存在しているかに関係なく、 トリガーの受信で即座にエンヴェロープが開始します(Fig.7)。
Quantizeに構成されたTriggerの再位相
Syncモードでは、Div/Multが分割に設定され、Cycleボタンがonの時、Quantizeに設定されたTriggerジャックにトリガーを送ることで エンヴェロープは次に着信するpingクロックで再スタート(再位相)されます。 例えば、Div/Multが’ /4 ‘に設定されている場合、pingクロックは4分音符を表し、小節を’ 1-2-3-4-1-2-3-4 ‘のようにカウントできます。 エンヴェロープは’ 1 ‘で開始し、’ 3 ‘でピークに達し、次の’ 1 ‘の発生で終了します。 もしも’ 2 ‘と’ 3 ‘の間でQuantizeのTriggerジャックにトリガーを送った場合、エンヴェロープは再位相され、’ 3 ‘で開始します(Fig.8)。
タップ・クロック出力
EOFジャックは、タッテンポのクロックを出力するよう設定できます。 この設定は後記のSystem Modeで行います。タップ・クロックに設定されると、タップしたテンポに応じたクロックがEOFジャックから出力されます。 EOFジャックを’ End of Rise ‘, ‘ End of Fall ‘, ‘ Half-Rise ‘に設定した場合と異なり、Div/Multパラメータはこのジャックの出力テンポに影響しません。 また、もしもMini PEGを異なるテンポの外部クロックで動作させた場合でも、タップしたテンポが出力され続けます。 この機能により、PingボタンとEOFジャックを半独立のタップテンポ・サブモジュールとして使用することが可能になります。 PingボタンのタッピングはEOFジャックのテンポのみを変更、エンヴェロープのテンポを変更しません。
Busクロック
Clock Busは、ユーロラックのパワーバスのゲート・ピンで動作する1:1のクロックです。 この機能により、対応するモジュールがパワーバスを介してクロック信号を送ることが可能になり、複数のモジュールがこのクロックに同期することができます。 4msのMini PEG, DLD, QCDはすべてClock Busを介したクロックの送受信に対応しており、RCDとSCM Plusは受信のみに対応しています。 Malekko Varigate 8+など、他社製のClock Busを送信できるモジュールも互換性がある可能性があります。
Mini PEGの背面には、Clock Busを介したクロックの送受信の設定を行うジャンパーがあります。
ジャンパーが’ RECV ‘位置に挿入されている場合、Clock Bus上のクロックパルスが、ジャックに直接パッチされている場合と同様にPingジャックに送られます。 フロントパネルのPingジャックにケーブルが接続された場合は、Clock Busの信号は無効となります。
ジャンパーが’ SEND ‘位置に挿入されている場合、徐算/乗算される前のpingクロックがClock Busを介して送信されます。 例えば、Pingボタンでテンポをタップする、またはPingジャックに外部クロックをパッチすると、このテンポが1:1でClock Busに送られます。 Div/Mult量の変更は、Clock Busの信号に影響しません。 Mini PEGを使ってクロックを送信する場合は、他のモジュールが同じClock Bus上でクロックを送信するように設定されていないことを確認してください。 同一のClock Bus上にクロックを送信するモジュールが複数台存在する場合、誤動作や故障など、予期しない結果を引き起こす可能性があります。
Clock Busの使用を無効化したい場合は、ジャンパーを挿入せずに取り除きます。例えば、1本のピンだけにジャンパーの片側だけを挿入して保管しておくことができます。
System Mode
Cycleボタンを3秒間押し続けてアクセスするシステム・モードでは、Mini PEGの様々な動作を変更できます。 ボタンのLEDが点滅してシステム・モードに入ったことを確認したら、ボタンを離します。
システム・モードからはどの段階でも抜けることが可能で、 退出するにはPingボタンかCycleボタンを3秒間押し続けます。 Cycleボタンで退出した場合、行った変更は適用されますが保存されず、モジュールの電源を落とした後は以前に保存した値が復元されます。 Pingボタンで退出した場合は変更が保存されます。
Cycleボタンがonの状態でシステム・モードに入った場合、システム・モード中はエンヴェロープがサイクルを続けますが、 パラメータを調整することはできません。
Clock周期とCycle状態の保存
pingクロックの周期、およびCycleボタンの状態は保存可能で、次回モジュールの電源を投入した際に保存した値を読み込みます。
Pingジャックに外部クロックをパッチしている、またはClock Busを介してクロックを受信している場合は、これらのクロックのテンポが保存されます。 Pingボタンでテンポをタップした場合は、このテンポが保存されます。 どちらの場合でも、Div/Multの値が適用される前のテンポが保存されます。
また、モジュールがサイクル状態であるか否かも保存されます。システム・モードに入った際にCycleボタンが照光状態の場合は、 次回モジュールの電源を入れた際にもCycleがonの状態となります。
システム・モードには6つのパラメータがあり、Cycleボタンをタップすることでパラメータを順次切り替えます。 パラメータの値を変更するには、Pingボタンをタップします。
1. Triggerジャックの機能
EOF LEDが点灯、ENV OUT LEDは赤色です。PingボタンはTriggerジャックの機能を示します。 Pingボタンで機能を切り替えます。
2. Cycleジャックの機能
Cycleボタンが点滅し、他のLEDは消灯します。Cycleボタンの色がCycleジャックの機能を示します。 ‘ Gate Toggle ‘に設定した場合、ジャックへのゲート信号でサイクルをon/offします。 ‘ Trigger Toggle ‘に設定した場合は、トリガー毎にサイクルの状態が変わります。 また、ゲート受信による’ Sync ‘の有効化もここで選ぶことができます。Pingボタンで機能を切り替えます。
3. EOFジャックの機能
EOF LED、およびPingボタンが点灯、他のLEDは消灯します。 Pingボタンの色がEOFジャックの機能を示します。Pingボタンで機能を切り替えます。
4. EOFジャックのトリガー/ゲート
EOF LEDが点滅し、Pingボタンを除く他のLEDは消灯します。 Pingボタンの色、およびEOF LEDの点滅パルス幅により、EOFジャックがゲートとトリガーのどちらを出力しているのかが示されます。 ‘ Gate ‘に設定した場合、EOF LEDは均等の周期でon/offを繰り返します。 ‘ Trigger ‘に設定した場合は、EOF LEDが瞬間的に点滅します。Pingボタンで機能を切り替えます。
5. Pingのフリー・ランニング
Pingボタンが白色または赤色に点灯し、他のLEDは消灯します。 Pingボタンの色により、Pingジャックに外部クロックがパッチされた場合にpingクロックが動作を続けるか否かが示されます。 機能を切り替えるにはPingボタンを押します。
6. Skew Limit
ENV OUT LEDが青色に、Cycleボタンを除く他のLEDは消灯します。 Cycleボタンの色により、最大スルー時間が制限されるか否かが示されます。 スルーが制限されない場合、Mini PEGをVCAと使った場合に短いノイズが聴こえる場合があります。 スルー・リミティングは、RiseまたはFallの初動時間を制限することでこれを防ぎます。 エンヴェロープの周期がオーディオレートの場合、Skewは制限されません。 機能を切り替えるにはPingボタンを押します。