MUSICAL FEATURES
Vertexは、3360VCAベース、DCカップルドのステレオVCAモジュールです。同社Parallax同様にステレオでの使用に最適化されていますが、モノラル信号からでも容易にステレオパッチの作成が可能です。
2つのリニアVCAと2つのエクスポネンシャルVCAが実装されており、オーディオを高品質に保ったまま、ステレオフィールドにおける信号の振幅、バランスやパンニングをダイナミックにコントロールします。
VertexのVCAは、ユニティゲイン以上にCVが加算されてもゲインは増加せずクリップするという特性を持ちます。これを生かし、CVをオーヴァードライブさせてCVの形状をクリッピングするなどのクリエイティヴなパッチも可能です。例えば、ADエンベロープをクリップさせると形状はAHDへと変化します。これとSkew機能と組み合わせると左右でのエンベロープの形状が微妙に異なったりと有機的なステレオ効果を生み出せますまた、VertexはオシロスコープやベクトルレーザーパッチのXY信号のコントロール用途においても優れたツールになります。
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Patch Ideas
Stereo Tremolo
ステレオ信号を入力します。ゲインを12時と3時の間ほどに設定し、LFOをSkew CVに入力します。Skew CV Amountを1時あたりで調整すると、信号はステレオフィールドで旋回します。LFOシェイプを変更することで、様々なトレモロ効果を獲得出来ます。
Voltage Controlled Panning
L入力にモノラル信号を入力します。Gainを時計回りに開ききると、Skewコントロールはパンポット同様に働き、信号をステレオフィールドでコントロールします。Skew CVへのCV入力により、パンニングをCVでコントロール出来ます。Gainノブでの操作の代わりにGain CVへエンヴェロープを入力することで、Vertexの持つエンヴェロープ・シェイピング能力を用いたステレオ信号の音量コントロールを可能にします。