MUSICAL FEATURES
OSD(OR / SUM / DIF)は、3つの独立チャンネルで構成される多機能なユーティリティです。モジュラー・シンセシスにおいて有用な電圧処理をDCカップリングで高精度に行います。
- V/Octシーケンスを高精度処理で合算。OR回路を利用することでSUMとは全く異なる結果を取得可能です。
- SUM機能を利用して2つのCVをミックスすることで大きくアクセントのついたCVを作成。ORと組み合わせると出力をオリジナルの範囲にキープします。
- Diffは信号の反転にも使用可能です。
HOW TO USE
OSDは異なるシグナルパスを持った独立した3チャンネルで構成されています。
- チャンネル1 – AおよびBジャックへの入力信号はクロスフェーダーによってバランスを調整されてから演算にかけられます。スイッチ1で選択された演算方法に基づく処理の後、ORジャックからの入力信号によるアナログOR演算が加わり、OUTから出力されます。
- チャンネル2 – チャンネル1と同一の信号経路を実装しますが、クロスフェーダーが省かれているためA, Bの組み合わせは常にユニティー・レベルとなります。V/Octシーケンス等の繊細な信号の処理に適しています。
- チャンネル3 – 3つの精密なアナログOR入力を実装するシンプルながら便利なチャンネルです。ゲート・コンバイナーやレクティファイヤーとしての用途に適しています。
OR – 入力電圧は比較され、高い方が出力へ送られます(例: A=4V, B=8Vの時、出力=8V)
SUM – 入力電圧は合算され、出力電圧が作成されます(例: A=3V, B=4Vの時、出力=7V / ±10Vでクリップ)
DIF – Bの電圧ソースがAの電圧から差し引かれ、2つの差の出力が生成されます(A=3V, B=5Vの時、出力=2V)