MUSICAL FEATURES
フィルターからのメイン出力(All Out)は、各バンドのスライダーの他、スライダーの下にある音量のCV入力、そして下段のFrequency Scan/Tiltコントロールからの影響を全て受けます。Even/Odd出力は、それぞれ偶数/奇数バンドのみのフィルター出力を合算して出力します。Even/Oddバンドへは、別々の音声を入力することも可能です。Frequency Scanでは、ある周波数を中心とし、ある幅を持った周波数帯の出力のみをミックスします。Tiltコントロールでは、低い周波数分布から高い周波数分布へと移り変わります。
エンベロープフォロアー出力では、各バンドの音量変化をエンベロープとして取り出す事が可能です。エンベロープ出力はその下のLEDでも表示され、簡易スペクトルアナライザーとして機能します。また右側に、奇数バンドのエンベロープで隣り合う偶数バンドの音量をコントロールするスイッチ、またその逆を行うスイッチが装備されています。偶数バンドと奇数バンドに別々の音声を入力した場合、擬似的なヴォコーダーになります。ただし、バンド数が少なく、異なる周波数間でエンベロープをマップする点が正確なヴォコーディングと異なります。このモジュールを2つ使用し、片方の12バンドそれぞれのエンベロープ出力を、もう一つの同じ周波数のLevel CV入力にパッチすれば同じ周波数間をマップするヴォコーダーが可能です。
マウスオーバーで各部の説明が表示されます