MUSICAL FEATURES
Veno-Echoは、パワフルで音楽的な音色の作り込みまで可能なステレオ・デジタル・ディレイです。2つのチャンネルにそれぞれ、ディレイタイム、フィードバック、リバース方向のベーシックなコントロールを備えており、さらにモジュレーション関係やフィルターやオーバードライブ、サンプルレートの音質パラメータはShiftボタンを押しながらのコントロールとなり、省スペースで多数のパラメータを調整することが可能です。またステレオ・フィールドでのポジショニングや右の出力をを左に左の出力を右に送るクロス・フィードバックを組み合わせることで、サウンド・スケープを完全にコントロールすることができます。
ディレイタイムは’ Karplus-Strong ‘方式による音声シンセシスが可能な非常に短いミリ秒領域から1分まで、フィードバックは110%まで対応し、ワイルドな自己発振の実験が可能です。
HOW TO USE
パラメータの変更はクロスフェードで処理され、ピッチ変調のないスムーズなトランジションを実現します。ピッチシフトは内部モジュレーションでドップラー効果のピッチシフトが可能になり、繊細なビブラートから完全に船酔いしたようなサウンドまで、さまざまな表現が可能です。
音質は、極めてクリアなリピートから、フィルターやモジュレーション、サンプルレートリダクションなどをいかしたローファイでクランチーなデジタルエイリアシング、オーバードライブした真空管サウンドを思わせる高飽和のディストーションまで、あらゆる領域をカバーします。そしてカットオフ周波数とレゾナンスを設定できる、温かく湿ったハイパスとローパスフィルターで、リピートのキャラクターをさらに調整することができます。
クロックを入力したりタップテンポで設定したテンポをベーステンポと呼びます。Syncモードではこのベーステンポ1/6〜6倍の範囲で整数倍、整数分の1のディレイタイムのみ設定でき、Freeモードでは同じ範囲で連続的にタイムを変更できます。また1倍周辺の解像度が高いため、ベーステンポから少しだけずれたディレイ時間がすぐに作れます。
Interface
マウスオーバーで各部の説明が表示されます