MUSICAL FEATURES
Serge New Ring Modulatorは、2017年にSerge Tcherepninによって再設計された前モデル(R9)の改良版であり、Sergeシステムの中でも特に洗練されたモジュールのひとつです。新モデルは格段に改善された仕様の完全に新しいデザインです。
従来のモジュレーターでは、一定の低い信号レベルにおいてディストーションの増加傾向が見られますが、新しいRINGでは極端に低い信号レベルでも非常にクリーンなサウンドを実現しました。このモジュールの汎用性は、モジュレーションのスペクトル全体のマニュアル、およびCVコントロールを追加する事で強化され、モジュレーション無しのオリジナル信号からアンプリチュード・モジュレーション、完全なリング・モジュレーションまでを可能にし、多彩なエフェクトの描画を実現しました。また、キャリア信号レベルのマニュアル、およびCVコントロール能力は出力レベルのコントロールも可能にします。キャリアの内部シグナル・プロセッサーを介してキャリア・シグナルの波形の変形を実行する事で、更なる効果を生み出す事もできます。
モジュールがCV、またはAMノブで完全なリングモジュレーション・モードに設定されている時、出力信号はSIGNAL入力、およびCARRIER入力の和と差を含みます。両入力がピュアなサイン波(単一の周波数成分)の場合、出力はSIGNAL入力とCARRIER入力の和と差、2つの周波数成分から成る複合信号となります。キャリアのレベルが中央位置の値より増加した場合、キャリアの波形はわずかに丸められ、新しい周波数成分が生成されます。これらの新しい各成分はSIGNAL入力と更にモジュレートされて周波数の和と差を生成、出力信号の倍音を豊かにします。この効果はSerge RING独特のものであり、新次元のTimbral Modificationを実現します。
Interface
マウスオーバーで各部の説明が表示されます
- 赤:ゲート(ON:5V)
- 白:0V〜5Vのユニポーラー信号(DCカップリング)
- 黒:-2.5V〜2.5Vのバイポーラー信号(ACカップリング)
Random*Source版のRINGは、Sergeによるライセンス、および承認に基づいて新しく設計されました。
DEMO