MUSICAL FEATURES
Haible VC Resonatorは、Moog PolymoogのResonator部分に触発されて開発されたJürgen HaibleのResonatorの進化版です。3つのフィルターバンドそれぞれに、周波数、信号ゲイン、強調(レゾナンス)のコントロールがあります。
Random*Sourceのバージョンでは、3つのバンド出力が同時に取り出せ、加えて各周波数が電圧コントロールできるようになっています。また3つのバンドがオーバーラップするように周波数が拡張され、例えばLOWセンター周波数がMED周波数よりも高くなるように設定することができます。
Jürgenは次のように述べています。「Polymoogは、初期のポリフォニックシンセサイザーで、ダイナミックフィルターに加えてフォルマントフィルタリングを可能にする3バンドの「レゾネーター」セクションを備えていました。このようなレゾネーターは、アナログシンセサイザーにとって非常に便利な機能です」。
JürgenのオリジナルのResonator(Polymoogと同様)は、3つの基本モードのうち1つを選択するスイッチがあり、一度に1つのモードしか使用できませんでした。Haible VC Resonatorは、同じ3つのモードを別々の出力として提供し、クロスフェードなどのさらなる処理のために同時に使用することができます。
BAND出力には、MODEスイッチ(#5)があり、MEDバンドが加算されるか、減算されるかを選択できます。これにより、追加のバンドパス「ノッチ」モードが選択できます。