MUSICAL FEATURES
コンパレータは、+入力(アッテネータ及び-5V~5Vのオフセットを通過)が-入力を上回ったらゲートONを出力するような機能です。
クロックディバイダーセクションでは、コンパレータの出力を入力とし、ディバイド数を1から31まで設定してディバイドを行います。ディバイド数は電圧コントロールも可能です(アッテネータつき)。またStep Outは入力クロックを1つ受けるたびに出力電圧が1.67V(1V/Octで全音に対応)ずつ上がり、設定したディバイド数に達すると0に戻るような出力です。
Sergeについて
Sergeモジュラーはもともとはユーロラックとは電圧も大きさも違うシステムとして開発され、現在は本商品のようにユーロラック化もされていますが、ジャックや使用する電圧についても独自の次のような決まりがあります。
- 使用する電圧のレンジが通常のユーロラックモジュールより小さいです。オシレーターであれば通常のユーロラックでは電圧の上下端幅が10V(10Vpp)なのに対してSerge Euroは4~6Vppです。フィルターへの入力などもそのレベルに合わせて設計されているので、他社製品と使用する場合には適宜シグナルのブースターやアッテネータを通して使用してください。
- Sergeでは、ジャックごとの想定される電圧が色によって表されています。
赤:ゲート
白:ユニポーラー(0V以上の電圧)
黒:バイポーラー(0V以上だけでなくマイナス電圧も想定)
シグナルのスピードについては、どのジャックにおいてもオーディオレート、CVのレートでも動作し、それがSergeシステムの特徴になっています。