MUSICAL FEATURES
Babelはアナログ回路で構成されたユニークなCV/オーディオプロセッサーです。3つの入力と3つの出力を持ち、入力はエキスパンダーをチェーンすることで増やすことが可能です。Babelでは入力されたシグナルに対してロジックを連続電圧に拡張したオペレーションを施し出力します。オペレーションの内容は出力ごとに異なり、次の通りです。
“ANY”はMaxと同義で、入力の中で一番大きい電圧を出力します。これは入力が0または(例えば)5Vのゲート信号の場合、ORと同等の処理になります。“ALL”はMinと同義で、入力の中で一番小さい電圧を出力します。これは入力が0または(例えば)5Vのゲート信号の場合、ANDと同等の処理になります。
Babelに特にユニークなのが“XSOME”出力で、これはゲート信号でいう排他的論理和(XOR)演算を連続電圧に拡張したオペレーションで、Anyと(C-(All-C))を比べて小さい方の電圧を出力します。Cというパラメータの値により出力が変わりますが、CはノブとCVによりコントロール可能です。
XSOMEの出力の特徴としては、入力した信号に対して最大と最小の間となる、中間的な値を出力することが期待できます。Cはその中間を定義するポイントとなります。また複数のオーディオを入力した場合にはAMやリングモジュレーションに似た効果を得ることができます。
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