MUSICAL FEATURES
Stregaは、Make NoiseとAlessandro Cortiniと共同開発した新しいタイプの電子楽器デバイスです。同社の0-Coastや0-Ctrlと同じサイズの筐体におさめられたStregaはユニークな金色のタッチプレートを11個搭載し、より素早いルーティング切り替えが可能です。
- 7つのモジュレーションソース、13のモジュレーション先を搭載
- Touch BridgeとGatewayにより、一時的なモジュレーションの変更が可能
- 使用する電圧はユーロラック互換
- 外部音を組み合わせたり、プロセスする為の入力ジャックを搭載
- パッチケーブル、出力ケーブル、日本で使用可能なACアダプター付属
- ユーロラックレベルの出力に加えヘッドホン件ラインレベル出力を搭載
- しっかりした作りのコンパクトなスチール製エンクロージャー
- 0-Coast、0-Ctrlと同じ外寸
HOW TO USE
Stregaは左から、外部信号入力/サウンドジェネレーター/フィルター&ディレイ、と大きく3つの機能セクションに別れており、矢印のないゴールドのラインで区切られています。また、可変型ファンクション・ジェネレータのAgitation Function Generatorセクション(右下)、出力レベルをコントロールするResultセクション(右上)も同様にラインでわかりやすく区切られています。入出力ジャック周辺の矢印や白い四角は従来のMakeNoise製モジュール同様にデザインされています。
Interface
マウスオーバーで各部の説明が表示されます
Beginning the Strega Experiment
Stregaが取り扱う最大出力は20Vppと高く、設定次第で外部機器や耳を痛める可能性があります。演奏するにあたり、Levelコントロールを使用して適切な音量に設定する事が重要です。
初めてStregaを演奏する際は、Levelを除く全てのコントロールノブを12時位置に調整します。この設定で徐々にLevelを上げ、快適な音量に調整する事でStregaのサウンドを聴くことができます(アクティベーション)。上記イメージマップを参考に、Activation ConstantおよびActivation Interferenceノブを操作し、Stregaのサウンドに変更を加えてみましょう。両パラメータを最小値にし、片方ずつ操作すれば各パラメータに対する理解を深めることができます。
Tonicノブを調整してピッチを下げ、Tonic Modulation Interferenceノブを最小値にセット(モジュレーション/干渉なし)します。Tonesノブを操作レンジ全体で調整する事で、多彩な音色のアイデアを策定することができます。
次に、Time Modulationノブを最小値に、Blendコントロールを最大値にセットし、Timeコントロール・ノブを操作レンジ全体で操作してみましょう。おおよそ9:00の位置でStregaサウンドとノイズのアバランチを聴くことができます。Tonicノブを反時計回り方向に微調整する事でピッチの変化を作成できます。
続いて、Absorbコントロールを時計回り方向に徐々に値を上げ、最大まで調整します。Filterノブを反時計回り方向に徐々に調整し、最小値まで絞ります。Filter CV Attenuatorを最大値まで上げ、Agitation Function Generatorに注意を向けてみます。Speed、およびAngleパラメータを操作レンジ全体で調整する事で、各パラメータがどのように働くかを理解できます。
Potential Connections
Stregaのパネル上にデザインされたシンボルやラインおよび矢印は、回路間の潜在的なコネクションを示します。これらの接続はパッチケーブルを用いてブリッジするか、金属製のプレートを2本以上の指で押す事で機能します。円形の金属板はTouch Bridgesと呼ばれ、モジュレーション信号のソースになります。正方形の金属板はTouch Gatewaysと呼ばれ、こちらはディスティネーションとなり、少なくとも各種ひとつずつ以上の組み合わせによりモジュレーションが作動する事になります。
アッテネーターを装備する入力は、それらを使って接続の深さをコントロールできます。シンボルは信号の種類を、白線は信号の錬金術的経路を、ゴールドの矢印は信号経路が内部結線されていることを示します。
Processing External Substances
Stregaは、External Substance Inに入力された外部オーディオを処理することができます。 必要に応じてStrengthノブでゲインを追加し、Strength Outからの出力を任意のパッチポイントへパッチするか、External Constantコントロールの値を上げることで信号をTime/Filterセクションへと送り、加えることもできます。また、CV1出力からはStrengthサーキットで処理された信号をDC電圧として取り出すことが可能です(エンヴェロープ・フォロワー)。