MUSICAL FEATURES
VCOとしてはベーシックなサイン波やパルス音から、シンクやデチューンサウンド、選択可能なFM/AMオプションなど通常では手間やスペースのかかるユニークなサウンドを最小のパッチですぐに、しかも2つ作り出すことができます。LFOではクロック同期(又はそのDiv/Mult)もでき、ランダム波形も出力可能です。
操作性においても、Twin Wavesではデジタルの強みを活かして最小のスペースで快適な操作性を確保できるよう入念にデザインされています。OSC1と2はノブやボタンのコントロールをシェアしているため、ノブ位置と実際のピッチの値がずれることがありますが、その場合は右上のLEDが点灯せず、ノブが実際のピッチ位置を通過するまでピッチが変わりません。ノブが実際のピッチ位置に到達するとLEDが点灯し、スクリーンにもメッセージが表示され、ノブでピッチがコントロールされるようになります。またLFOモードの時はFineピッチノブが出力LFOのアッテネータとして機能し、OSC2のLFOからOSC1のVCOへのモジュレーションをかける際にも便利です。クォンタイザーも搭載されています。今後もファームウェアのアップデートにより更に充実したオシレーターとなっていくでしょう。
主な特徴(ファームウェア1.20時点)
- 2つのオシレーターはVCOかLFOを独立に選択可能
- 10オクターブに渡る1V/Octトラッキング (VCO)
- サブオクターブ出力 (VCO)
- オーディオレートでのリニアFM可能 (VCO)
- ハードシンク(リセット)、ソフトシンク(リバース)可能 (VCO)
- Quantizerオプションから様々なスケールを選択可能(具体的なスケールはマニュアルを参照してください) (VCO)
- クロック同期(ディバイドやマルチプライも可能)(LFO)
- Fineノブによる出力レベルのコントロール (LFO)
- LEDドットディスプレイによる表示機能
- 設定は自動で保存され、次の電源投入時にも自動でその設定が呼び出されます
- ファームウェアはオーディオの流し込みで可能
Algorithms
VCO Algorithms
LFO Algorithms
Firmware Update
Twin Wavesではオーディオをモジュールに流し込むことでファームウェアのアップデートが可能です。現在のバージョンはOSC2ボタンとSYNCボタンを同時に押すことで確認できます。 最新のファームウェアはメーカーページの下の方を確認してダウンロードしてください。2017年10月時点で最新のファームウェアは1.20です。アップデート方法は次の通りです
- Twin Wavesの電源は落としておきます
- オーディオ再生デバイスの出力とTwin WavesのFM/AM入力をパッチします
- オーディオ再生の準備をします。ダウンロードしたZipファイル中のWavファイルが再生されるファイルです
- 再生の音量を2/3程度にしてください
- Osc2ボタンとSyncボタンを押しながらTwin Wavesの電源を入れます
- 緑と青のLEDが点滅し、アップデート待機状態になります
- オーディオの再生を開始します
- アップデートがうまくいっている時は緑のLEDが点灯、青のLEDが点滅し、ディスプレイのドットがアップデートの進捗を示すようになります
- アップデートが成功するとディスプレイに成功のメッセージがが出るので、エンコーダーを押して通常のモードに戻ってください
- 音が小さすぎるときは赤いLEDがつき、2つの青いLEDが点滅します。レベルを調整し、エンコーダーを押すと緑LEDが点滅するので、最初からファイルを再生しなおしてください
- 音が大きすぎたり他の原因でアップデートに失敗した場合は、上のプロセスを最初からやり直してください
DEMO
当店のデモ動画です。字幕を有効にしてご覧ください