Klavis Logica Gater Klavis

Logica Gaterは5HPに収められた電圧コントロール可能なロジックモジュールです。3つのジャック入力と、マニュアルボタン1つの合計4つのゲート信号に対してロジック演算を行い、0V/5Vのゲートを出力します。使用するロジック演算はモードと呼ばれ9つあり、ノブとCVで切り替えることができます。ノブが一番左から右にいくにつれ、モードは次のように変化します。GATERは特殊なモードで、ドラムなどのトリガーのためにいくつかのゲートシーケンスを足したい時などに非常に便利です。その他1HIGHやEVEN等のモードも色々な使い方が可能です。

• ON: 常にONが出力されます。INVは常にOFFです。入力やボタンは影響しません。LEDはANDより上にあることになり点灯しません。
• AND: 4つの入力全てがONになっている時のみONが出力されます。INVはいわゆるNAND出力です。ボタンは押していない時にONになっています。
• OR: 4つの入力のどれか一つでもONになっているとONが出力されます。
• XOR: XORでは、全ての入力の1つ以上ONで、全部はONになっていない時にONが出力されます。このモードでは3つの入力ジャックの間でまずXORされ、その出力とボタンの間で再度XORされた信号が出力されます。
• EVEN: ONの入力の数が偶数の時にONが出力されます
• 1LOW: 1つだけOFFの入力がある場合にONが出力されます。ボタンは押していない時にONになります。
• 1HIGH: 1つだけONの入力がある場合にONが出力されます。
• GATER: ORのように1つ以上入力があるとONを出力しますが、ONを出力している時にどこかの入力で新しくゲートONになると、出力も素早くリトリガーされます。ゲートの足し算に近いイメージです。
• OFF: 常にOFFが出力されます。INVは常にONです。入力やボタンは影響しません。LEDはGATERより下にあることになり点灯しません。

入力は次の入力へと内部結線されているため、どの入力ジャックを使うかによっても出力が柔軟に変化します。またメイン出力を反転(NOT)した出力や、メインの出力を/2でディバイドしたような出力となるFF出力などを同時に取り出すことも可能です。