MUSICAL FEATURES
Vincâは2チャンネルのVCAです。上部のVCAは入力信号と入力CVの掛け算を行う4象限マルチプライヤーとして動作します。CVとオフセットの効果を合わせてマイナスの場合、波形の振幅が0になるのではなく波形が反転され、CVにオーディオを入力するとリングモジュレーションと同等の効果が得られます。バイポーラーのオフセット(バイアス)コントロールがつき、CV入力にもアッテヌバーターが付随します。
もう1つのVCAはスライダーでゲインがコントロールされ、CVinにパッチされるとスライダーはそのCVに対するアッテネータとして動作します。こちらは入力CVに対する反応をリニアから指数型に連続的に変化させることができます。
Vincaではルーティングも柔軟に切り替えることができます。スイッチによって2つのチャンネルはシリアル、またはパラレルに結合することができます。シリアルの場合はCH1の出力にパッチされていない時、その出力がCH2の入力にパッチ無しで内部結線されます。パラレルの場合は、CH1の出力にパッチされていない時、CH2の出力からCH1の出力もミックスされて出力されます。また基板裏に”In”,”Out”の3.5mmジャックが搭載され、1つのVinca (A)のOutから別のVinca (B)のInに基板裏を介してパッチすると、Aの出力にパッチされていない時、Bの出力にAの出力がミックスされます。基板裏接続ようの3.5mmケーブルも付属します。