MUSICAL FEATURES
ノブやスイッチは全てX入力に関連しています。最終的なXシグナル(Yと掛け合わされるシグナル)は、Xへの入力シグナルをLevelに従ってアッテネートした後、Offset電圧を加えたシグナルとなります。従って、Level=0にしてOffsetを真ん中から右に回すと、W出力からはYシグナルそのものがアッテネートされて出力されます。Offsetを真ん中から左に回すとYシグナルが反転&アッテネートされて出力されます。(X入力を反転したい時はInvスイッチを用いてください)ここでLevelを0から上げていくと、原音(入力Y)にまざってXとYが掛け合わされたリングモジュレーション音が混ざってきます。
LevelノブはX入力をアッテネートだけでなく、ブーストすることも可能です。ある程度ブーストされるとX入力シグナルはクリップし、暖かいオーバードライブしたサウンドになります。Offsetを加えるとX入力シグナルの上側だけ、下側だけをクリップさせたりすることも可能です。
EXPスイッチを利用するとXへの入力が指数型特性に変換され、必ずプラスのシグナルとしてYシグナルに掛け算されることになります。この時にエンベロープ等を入力すれば、Levelコントロールをアッテネータとするオフセット付きの指数型VCAとしても使用できます。